前歯のジルコニアクラウン
2023/11/20
こんにちは!
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。
今回は前歯におけるジルコニアの被せ物についてご紹介いたします。
ジルコニア
今回装着したジルコニアの被せ物(クラウン)は左上の前歯2本です。(写真向かって右の前歯2本)ジルコニアは強度や審美性に優れた材料になります。
今回のケースは、もともと保険適応のCAD/CAM冠と呼ばれる材質を使用しておりましたがかみ合わせが強く特に前歯で噛む癖があったために破折しグラグラになってしまっていました。そのため、再治療するならばジルコニアのしっかりした材料で治療してほしいとの希望があり、CAD/CAM冠からジルコニアクラウンへと変更になりました。
ジルコニアは綺麗な白さを醸し出すことができており、前歯を白くしていきたい方にはぴったりな材料です。他の歯にも被せ物が入っており、色見が違うことが分かります。他の被せ物は右側の前歯2本や右下の奥歯がメタルボンドと呼ばれる被せ物です。こちらはセラミックを使用した材料にあたるため保険適応ではなくジルコニアと同じく自由診療の被せ物です。自費診療の被せ物でジルコニアなどが出てくる前では最も利用されていたセラミックの被せ物です。メタルボンドは別名「陶材焼付け金属冠」とよばれその名の通り金属を使用しセラミックをその上に焼付けているのです。
下から見た場合
日常で他人の歯をこの角度から拝見することは歯医者さんぐらいでしかないでしょう。下からみるとジルコニアクラウンは裏側も白くなっていますが、メタルボンドは裏側は銀色をしていることが分かります。
メタルボンドは薄く金属の板を作りその上に外から見える部分にセラミックを焼付けているため、金属の暗い色を隠す必要があります。メタルボンドではジルコニアのようなきれいな白さを作ることができず、必ず金属色を隠すためのオペークと呼ばれる乳白色のセラミックを使用しますので、歯特有の透明感は出すことができず濃い色合いになります。
また下から煽った写真で分かることは下の前歯が1本前に飛び出していることが分かります。今回もともとのCAD/CAM冠はこの歯によって毎回突き上げられて破折してしまったようです。
妙典歯科Nクリニックでは単に被せ物を作るのではなく、患者様のかみ合わせやご希望に合わせた治療を行っておりますので、是非当院でご相談ください。
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妙典歯科Nクリニック
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妙典でセラミックの選択肢
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