冷たいものが染みるなどの症状に対応
HYPERSENSITIVITY
冷たいものを飲食するたびに歯がしみて痛い方は知覚過敏かもしれません。
象牙質が露出する原因
象牙質が露出する原因には様々ありますが、主に以下のような原因が考えらます。
象牙質知覚過敏の対処法
5つの基本的な対処法
習慣が原因になっていることがほとんどであるため、まずは問診にて習慣を詳しくお伺いいたします。
例:歯磨き習慣、嗜好飲料や食料の有無、歯ぎしり・食いしばりの有無、定期的な歯のお掃除をしていたかどうか。
他と鑑別してみて診断が適切であれば、下記5つの方法でご対応していきます。
1.知覚過敏用の歯磨き粉の使用
知覚過敏用の歯磨き粉にはいろいろな成分が含まれておりますので、ご自宅で使用される歯磨き粉は変更されるとよいと思われます。また磨き方に問題があることもありますので、一度クリニックで歯磨きの仕方を指導してもらいましょう。
2.象牙質細管の閉鎖
象牙質は顕微鏡で見ると細かな筒状の組織構造があり、その筒の先には神経のある歯髄とつながっています。その筒状の構造を象牙細管とよび、象牙細管を閉鎖してあげることで刺激が神経に伝わらなくしてあげる方法です。
3.露出した象牙質の被覆
4.歯周外科処置
露出した象牙質を再び露出させなければ症状は改善されるため、被覆方法としては虫歯の治療時に用いる歯の色をした材料を歯の表面に詰めてあげることにより症状を改善する、または歯茎が下がってしまっているため歯茎を再生させるための手術を行うことで歯の根っこである根面の被覆を行うことができます。
5.レーザーを用いる方法
当院では現在レーザー治療は行っておりませんが、知覚過敏を抑えることが可能といわれていますが、データ上では5.2~100%の間でばらつきがあり、またメカニズムも明確には解明されていないという文献もあります。