妙典歯科Nクリニック

入れ歯の金属について知っておくべきこと

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入れ歯の金属について知っておくべきこと

入れ歯の金属について知っておくべきこと

2024/06/13

入れ歯を使用する場合、金属は欠かせない材料です。しかし、入れ歯に使われる金属には種類があり、それぞれに特徴や注意点があります。この記事では、入れ歯の金属について正しい知識を持ち、入れ歯を長く使い続けるためのポイントを紹介します。

目次

    入れ歯に使用される金属とは?

    入れ歯は、かつては自然な見た目や咀嚼感覚が欠けているという偏見がありました。しかし、技術の進歩や素材の進化により、今日では非常に高品質で自然な見た目の入れ歯が作られています。 入れ歯に使用される素材の中には金属も含まれます。特に、鉄、銅、シルバー、チタン、クロムなどの金属が使用されています。これらの金属は、それぞれ特性が異なります。例えば、クロムは強度が高く、酸化に強いために腐食や変色することがありません。チタンは骨と親和性があるため、人工骨の治療に利用されることが多く、入れ歯にも使用されます。 金属の代表的なものである銀合金は、その強度や膜厚さ、耐腐食性などの特性により、入れ歯製造において重要な素材となっています。銀合金は、銀、銅、スズ、亜鉛などの金属を混ぜた合金で、他の金属と比べて高い耐久性を有しています。このため、口の中で長時間使用される入れ歯においても、変色や腐食が起こりにくく、長期間にわたって使用することができます。 歯科医師は、入れ歯の作成において、金属をどのように使用するかを選択することができ、患者さんの条件に合わせた最適な方法を提供することができます。金属を使用した入れ歯は、その強度や長期的な耐久性の面で非常に高い性能を発揮し、患者さんの生活の質を向上させる貢献をします。

    各金属の特徴とメリット・デメリット

    歯科治療に使われる金属には、ステンレス鋼、チタン合金、コバルト・クロム合金があります。それぞれの特徴やメリット・デメリットを見てみましょう。 ステンレス鋼は、強度が高く、比較的低コストで入手しやすいというメリットがあります。また、加工しやすく、汚れがつきにくいという特徴もあります。しかし、金属アレルギーを起こす人もいますし、発色性が悪く、エステティックな観点から不向きというデメリットもあります。 チタン合金は、金属アレルギーを起こすことが少なく、軽量で強度があり、血液や組織との相性が良いというメリットがあります。また、発色性に優れ、エステティックに優れているという特徴もあります。しかし、コストが高いというデメリットがあります。 コバルト・クロム合金は、強度が高く、耐久性に優れるというメリットがあります。また、硬さや弾力性があるため、部分入れ歯などに使われることが多いという特徴もあります。しかし、金属アレルギーを起こすことがあるため、注意が必要です。 以上が、歯科治療に使われる金属の特徴やメリット・デメリットです。患者さんに合わせて、適切な材料を選択することが大切です。

    口の中に合わせて選ぶべき金属

    歯医者にとって、患者が口に合った金属を選ぶことは非常に重要です。審美的側面だけでなく、健康にも問題がある場合があります。 まず、金属アレルギーを持っている人は、金属フリーの素材を選ぶ必要があります。例えば、セラミックやジルコニアは、金属アレルギーのある人にも安心して使用できます。 また、金属によっては咬み合わせの影響を受けることがあります。咬み合わせの力は非常に強く、金属が適切でない場合は、咬み合わせが悪くなり、拍車がかかります。このため、金属の硬さや強度を考慮して選択する必要があります。 さらに、口内環境が金属によって変化する場合もあります。たとえば、銀歯は銀が溶け出して口内環境を変化させることがあります。そのため、口の中に合った適切な金属を選択することが大切です。 歯医者は、個々の状況に合わせて、最適な金属を選択し、患者の口の健康を守るために尽力しています。患者自身も、口内環境や金属アレルギーの有無などを考慮し、歯医者のアドバイスに従って金属を選択することが重要です。

    金属アレルギーの可能性について

    歯科治療中に金属アレルギーの可能性があることをご存知でしょうか。金属アレルギーは、金属の材料から発生するアレルギーや敏感反応で、アレルギー反応が現れる場合があります。 歯科で使用される金属材料には、金属アレルギーの原因物質であるニッケルやクロムが含まれていることがあります。例えば、歯冠や入れ歯に使用される金属合金、ブラケットやワイヤーに使用されるステンレス鋼、また、歯科用セメントや充填材に使用される金属粉末などが挙げられます。 もし歯科治療中に症状が現れた場合は、歯科医師にそれを伝えることが重要です。歯科医師は、金属アレルギーが疑われる患者さんに対して、検査や材料を見直すことがあります。 歯科医療は、金属使用量が少なくなったこともあり、金属アレルギーが起こりにくい材料も増えてきています。例えば、ジルコニアやセラミックス、また、金属とプラスチックで構成されるコンポジットなどがあります。 歯科治療において金属アレルギーが心配な方は、事前に歯科医師と相談することをお勧めします。治療効果とアレルギー発生リスクを十分に考慮した上で、最適な材料選択を行うことが大切です。

    入れ歯に必要なメンテナンスの方法

    入れ歯を装着している方は、適切なメンテナンスを行うことで快適な使用が可能です。最も重要な点は、毎日のお手入れです。入れ歯は歯垢や口腔内の汚れが溜まりやすく、軟らかい歯ブラシで歯面を丁寧に磨くことが必要です。また、歯磨き粉は強すぎる場合があるので、歯科医に相談して適切なものを選びましょう。 また、入れ歯は日常的に取り外して、水で洗浄することも重要です。洗浄中に軽くこするようにして、汚れをしっかりと取り除いてください。なお、入れ歯を洗う時には、流水の下で行うようにしましょう。清潔なコップやボウルの中に入れて洗う場合は、落下して壊れる可能性があるため危険です。 入れ歯のメンテナンスに欠かせないのが、定期的な歯科医院での検診です。定期的に入れ歯の調整や磨きを行うことで、傷や変形を防止し、長く快適に使用することができます。また、入れ歯が破損してしまった場合には、自己修復は危険ですので、早めに歯科医院へ相談しましょう。正しいメンテナンス方法を実践することで、健康的な入れ歯ライフを送りましょう。

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