妙典歯科Nクリニック
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乳歯が抜けたのに歯が生えてこない。

乳歯が抜けたのに歯が生えてこない。

2023/03/03

こんにちは!

妙典歯科Nクリニックです。

前回、歯の一般的な数をご説明させていただきました。※記事『乳歯はまだあるの?』

今回は乳歯が抜けたのに大人の歯(永久歯)がなかなか生えてこないとご相談が何件かありご紹介いたします。

歯の生え変わりですが、大人の歯(永久歯)は乳歯の根っこを溶かしながら生えてきます。

そのため乳歯は根っこが短くなり、歯を支える場所が少なくなるため揺れが出始めてきます。

揺れが大きくなると、当然食事中に食べ物が当たりさらに揺れが大きくなります。

またお子様は歯の揺れがとても気になってしまい指や舌で余計に触ってしまうのです。

そうすると歯が自然に抜けたり、揺れていて付着している歯茎が痛いので抜歯をしたりという選択になっていきます。

永久歯の観点からみると、永久歯はもともと骨の中に埋まっていて乳歯が生えてくる進路上にいます。

永久歯はこの骨と乳歯を溶かしながら生えてこなければならないため、当然この二つがない方が生えてきやすくなります。

乳歯が抜けると永久歯は理論上生えてきやすいはずですが、なぜ生えてこないのでしょう?

その理由はさまざまで下記が考えられます。

・永久歯がそもそも先天的に欠如している。

・永久歯が本来の位置からずれて存在している。

・永久歯の向いている方向が違う。

・永久歯が大きすぎる。

・永久歯の生えてこられるスペースがない。

・以前に歯や顎をぶつけた経験がある。

・歯の発育が不十分。

・妨害してしまっている何かがある。

特に多いのが、ぶつけた経験があることやスペースがないことです。

ぶつけた経験は親御さんが把握できていない場合もあり少し難しい部分もありますが、スペースがない場合は非常に理解してもらいやすいです。

一部の歯を除き乳歯と永久歯では永久歯の方が歯が大きい傾向にあります。

そのため、乳歯が抜けたスペースでは永久歯の幅が足りずもう一つ隣の乳歯まで根っこを吸収していることがあったりしますがその乳歯の根っこを完全には溶かしきれず途中で引っかかってしまっていることもあります。

この場合にはレントゲン写真を撮影することで確認できます。

左右差も人によっては大きくでる場合もあるため、日本人の歯の交換時期と照らし合わせて明らかに時期が遅い場合には対応が必要です。

歯の生え変わりで何かわからないことがあれば一度当院へご相談ください。

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