歯医者のレントゲン
2023/03/04
こんにちは!
妙典歯科Nクリニックです。
皆さんは医療被爆について注目されますか。
昨日は三月三日ひな祭りの日でした。三月にはもう一つ忘れてはならない日があると思っています。
『東日本大震災 3.11』ここで大きく話題になったのが、津波と原子力発電所だと思います。
今回はその原子力発電で問題となった被爆についてみていきます。
歯科医院では、ほとんどのクリニックでレントゲン装置を設置しています。
それは歯の性質上、レントゲン撮影がとても有効だからです。
歯医者が目視できるのは、お口の中の粘膜、歯茎、歯、舌といったところでしょう。
ただそれはあくまでも表面的なところのみになります。
歯は元々骨の中に存在していて、そこから粘膜を突き破って表面に出てきます。
また歯自体が均一な塊ではなく、層構造でもあり、中心には神経や血管がふくまれているのです。
歯医者さんはその骨や歯の中を見ていかなければ病気の状態が完全には把握できず、正しい診断、治療を行うことは難しいのです。
そのため、歯科治療においてレントゲン撮影は欠かせないものとなっています。
では、被爆はどの程度の量なのでしょうか。
通常、世界の平均で1年間ただ地球にいるだけで浴びる自然放射線は2.4mSv(ミリシーベルト)と言われております。
筆者はただ生きているだけで放射線被ばくしていることには学生時代に驚きでした。
東京からニューヨークへの旅客機の往復では0.19mSv(ミリシーベルト)といわれています。
では、まず歯科ではなく医科の使用するもので見ていくと
・CT検査1回 6.9mSv(ミリシーベルト)
・胃のX線検診 0.6mSv(ミリシーベルト)
・胸のX線検診 0.05mSv(ミリシーベルト)
CT検査は他と比較すると高く思いがちですが、自然被ばくが3年弱ぐらいと思うとそこまで高くないように感じます。
では歯科はどうでしょう。
・歯科用CT検査 0.14mSv(ミリシーベルト)
・歯科用パノラマX線撮影(顔全体のレントゲン) 0.017mSv(ミリシーベルト)
・デンタルX線撮影(歯の部分的なレントゲン) 0.01mSv(ミリシーベルト)
・歯科用セファロ撮影(矯正の時に撮影する顔のレントゲン) 0.003mSv(ミリシーベルト)
どう感じましたでしょうか。
歯科の被爆はかなり少なく、先ほどお伝えしたニューヨークに行くことの方が何倍も被爆しているのです。
だからといって、簡単に被爆はしてはなりません。被爆は少なくてもしているのです。
当院では、必要に応じて被爆するデメリットを上回るだけのメリットを感じない限りには撮影は行いません。
また被爆を低減して撮影できる装置の導入や細心の注意を払い防護して撮影する体制を整えております。
歯科の被爆についてご相談がございましたらどうぞご来院ください。
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