こんにちは！

妙典歯科Nクリニックです。

矯正治療は　大人の歯の矯正　と　子供の歯の矯正　の2ステージに分かれます。

矯正のⅠ期治療（子どもの歯があるとき）とⅡ期治療（永久歯が生えそろってきたとき）です。

Ⅰ期治療は乳歯と永久歯の混在する時期になるため、当然歯の生え変わりが起きてきます。

歯に装置を固定する治療では歯の交換とともに装置自体もなくなってしまうためⅠ期には不向きといえます。

歯に直接装置を取り付けられないため歯の1本1本にそれぞれ力を加えることができず、大まかな歯の動きを制御するのみにとどまります。

例えば、舌で歯を押さないように排除したり、歯に装置を当てて歯の向きを変えたりといった方法になります。

またⅠ期治療は歯を支えている顎の成長の時期でもあります。

歯や顎にガチガチに器具を固定してしまうと顎の成長を抑制してしまうため、正しい成長を阻害するリスクもあります。

こういった背景からⅠ期治療で100％の歯並びが改善すればもちろんよいのですが、Ⅰ期治療自体は歯並びを100％きれいな状態へ誘導することが目的ではなく、あくまでもⅡ期治療への誘導をすることが目的になります。

ではⅠ期治療をする必要がないのでは？とお考えの方も少なからずいるでしょう。

Ⅰ期治療を行うメリットは、

・あごの成長を少なからずコントロールできる。

・悪習癖（よくない癖）を改善できる。

・装置に慣れやすい。

・Ⅱ期治療での歯の移動量が少なくて済む。

・定期的な通院のため、虫歯や歯周病のリスクが低減できる。

・骨が柔らかいため歯の移動はスムーズにいきやすい。　　　　　等

歯科医師としては上記のメリットは非常に大きいと感じます。

Ⅱ期治療ではそれぞれの歯に直接力を加えることができるため、大きな歯の移動はもちろん、細かな歯の傾きや移動をコントロールすることができるため、最終調整のようなイメージで行うことが理想であると考えられます。

一度当院で治療時期やそのメリットについてご相談ください。