妙典歯科Nクリニック
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神経取った歯が割れた

神経取った歯が割れた

2023/03/08

こんにちは!

妙典歯科Nクリニックです。

先日、知人から『神経取った歯が根元から割れた。』と連絡が来ました。

まず、歯の神経とはなんなのでしょう。

歯の構造

イラストにあるように歯の中には根っこの先端から歯の内部に入る赤色で示された歯の神経や血管が入っています。(歯髄)

その周りに黄色い象牙質と呼ばれる硬い組織、さらに歯の頭がわにある最外層にエナメル質と呼ばれる体の中で一番硬い組織で覆われています。

その神経(歯髄)を治療で取った歯が割れたということでした。

神経をとった歯は、その中に土台を建てて通常被せ物をします。

みなさんがよく言う差し歯の状態です。

差し歯がかろうじてついているようでしたが、揺れていて根元が割れているとのことです。

差し歯は実際歯が割れやすいのは事実です。

理由は二つ考えられます。

1つ目は差し歯をしている歯にはポストと呼ばれる土台を建てます。

土台は歯の内部(神経が元々あった空洞)に建てていき、昔は金属の土台を建てていきました。

歯の神経の入っていた管は漏斗状(らっぱのような形)のため、上から力がかかると力が漏斗状の壁を押し広げる(開く)ように力がかかります。

いわゆる噛む力が上からかかるので、これが歯の根っこを割る力になるのです。

2つ目は水分です。

枯れた枝 と みずみずしい若い枝 を想像してみてください。

どちらがぽきっと折りやすいですか。

みずみずしい若い枝は折れるというよりかなりしなりが強く曲げることは出来ても折るのにはひねったりするのが想像できます。

一方、枯れた枝では簡単に折ることができると思います。

歯も同様に、歯髄を取ると歯の中の水分は失われて、代わりにしっかり乾かした歯科材料が詰まっています。

これで枝と同様の現象が起こるのです。

単純に歯の神経を取ることが悪い治療ということではありません、当然『歯が痛いから』や『虫歯が深すぎて』などやむを得ず神経を取る治療が必要となるのです。

ただ、治療のデメリットも当然あるのです。

一番に考えたいのは、虫歯にならないこと!

当院では予防歯科に力を入れているため、ぜひ一度当院へ歯のクリーニングへお越しください。

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妙典歯科Nクリニック
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