歯が割れた。
2023/04/27
こんにちは!
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。
歯は毎日ものすごい力に耐えています。
食事をするたびに何十キロという力が歯それぞれにかかり特に奥歯の負担は大きいです。
またよく噛んで食べることは認知症や消化のためにも良いとされるため、何十回かは噛んでから飲み込みましょうなども推奨されています。
それが毎日3回×何十回×何十キロともなれば相当な負担だということはお分かりいただけるかと思います。
歯は次第にヒビが入り、欠けたり、割れたりしていきます。
では、それぞれどのように対応すべきでしょうか。
まずは全てに言えることは原因の除去です。
要素を分解していくと、大きく二つに分けられ歯と力になります。
歯は一度作られるとその後は基本的には劣化していく一方なため、なるべく劣化させないように心がける必要があります。
次に力です。基本的にはこちらを改善していきます。
力を細かく分解していくと、力の強さ、力のかかる位置、頻度となります。
強さは歯ぎしりや食いしばりで顎が発達していると強くなりますし、歯の本数が少ないとそれだけ負担が集中してしまいます。また本数はあるけれども一部の歯にしか噛む力が伝わらないと負担が変化してきます。
力のかかる位置では歯のど真ん中に力がかかるのであれば、歯全体で負担できますが、歯の端にのみ力がかかると応力が集中し同じ歯・同じ力であっても割れやすさは異なってきます。
力のかかる頻度が少なければそれだけ衝撃が少ないため歯は長持ちします。歯ぎしりや食いしばりは常に頻度を上げてしまうため要注意です。頻度を下げるために流動食や食事を抜くのは健康のためにやめましょう。
上記が原因の除去です。
次に欠けたまたは割れた場合の対応です。
ごく軽度の欠けであれば、研磨するのみや経過観察することもあります。
0.5㎜を超えてくるような欠けでは、通常プラスチック系(樹脂系)の詰め物で補っていきます。
欠けている範囲が大きくなると銀の詰め物や神経にまで及ぶ欠けになってくると神経を取る治療が必要な場合もあります。
以前記載した「虫歯の大きさ」と同じような治療法になります。
歯が最も大きく割れた場合には抜歯をせざるを得ません。
抜歯の適応となる歯の割れとは、
・歯の根っこに向かう縦方向の割れ。
・歯の原型をとどめない粉々な割れ。 など
が当たります。
特に歯の根っこに向かう縦方向の割れは歯の神経を取る治療をしたあとに起こることが多いです。
歯が欠けた・割れた・ヒビが入った場合には放置せずすぐに当院へお越しください。
----------------------------------------------------------------------
妙典歯科Nクリニック
住所:
千葉県市川市富浜1-7-18 ドエル1-111
電話番号 :
047-316-0305
FAX番号 :
047-316-0322
----------------------------------------------------------------------