歯磨き粉とフッ素
2023/05/02
こんにちは!
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。
歯磨き粉にはフッ素が入っているのはご存じでしょうか。
日本で販売されている歯磨き粉の中には9割以上の製品でフッ素が入っています。
フッ素は歯に吸着され、虫歯に強い歯にしてくれます。
しかし、フッ素が入っているからどれを使用しても良いという訳ではありません。
摂取できる適切なフッ素の量は年齢により異なり、お子様に使用する歯磨き粉は、年齢に適したフッ素濃度のものを使用される事をオススメします。
お示しした表は2023年に発表されたデータになります。
以前まではとは異なる点が
・0〜5歳までに推奨されるフッ素濃度が、500ppmでしたが、1,000ppmに変更されました。
・6〜14歳の枠が廃止され、6歳以上であれば1,500ppmのフッ素濃度を推奨するようになりました。
先ほどから出てきている『ppm』(ピーピーエム)とは何でしょう。
フッ素濃度は『ppmF』で表示されることが多く『ppm』(ピーピーエム)は100万分の1を表す単位です。皆さんが一番なじみがあるのは『%』ではないでしょうか。%は100分にの1ですからさらに小さい単位となります。『F』はフッ素を表しています。
つまり1500ppmFは、1g中にフッ素が1.5mg入っているということになります。
歯磨き剤を購入する場合は、製品のパッケージの表面または裏面に「〇〇〇ppmF」や「〇〇〇ppm」というように表記されているかをチェックしてみてください。
フッ素は摂取量が多いと中毒や異常をきたすことがあるので注意してください。
ただ、歯磨き粉を誤って飲み込んだとしても通常使用量では基本的には問題ありませんので、その程度であれば心配されなくても大丈夫です。
もし0-5歳児で歯磨き粉をすぐ飲んでしまって心配な方がいらっしゃいましたら以前の濃度(500ppmF)の歯磨き粉もご用意しておりますので是非当院へご相談ください。
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妙典歯科Nクリニック
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