こんにちは！
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。

最近、学校検診の結果が返却される時期となりその結果で受診される方が増えてきています。

今回は学校検診の特徴についてご説明させていただきます。

学校検診とはスクリーニング検査という検査に部類分けされます。
ではスクリーニング検査とは何なのでしょうか。

医学におけるスクリーニング検査とは、症状の有無にかかわらずある集団を対象として検査を行い、目標とする疾患の罹患者や発症が予想される患者をふるい分けするための検査方法です。
学校の歯科検診では虫歯や歯肉炎、かみ合わせ、顎関節などの有無を短時間で簡易的な方法をもちいておこなうことになります。
一人当たりの時間としては1分程度での簡易診査になります。

このスクリーニング検査の利点は早期発見・早期治療へ誘導が行えること、統計的なデータが得られることにあります。
特にがんなどの重い病気の場合では早期発見・早期治療は非常に有効な方法となります。


スクリーニング検査の欠点は偽陽性や偽陰性が出てしまうことにあります。
偽陽性とは歯科検診でいうと、虫歯がないのに虫歯と診断される場合。
偽陰性とは、虫歯があるのに虫歯がないと判断されてしまう場合です。

先ほどお話している通り、あくまでも簡易的な検査で1分程度の視診になりますし、検査者は短時間で多くの受診者を診ていますので人為的な誤りも出てしまいます。
またお口の中が汚れていて汚れの下に虫歯が隠れていたなども考えられてしまいます。

偽陽性については『虫歯ではなくてよかったね』と安心につながりますが、偽陰性の場合では疾患を放置してしまうことへつながります。
つまり検診の結果が異常なしとなっていた場合でも、100％安心ではないのが現状です。

妙典歯科Nクリニックでは、定期検診を推奨しています。その結果か定期検診での受診率も高く、健康な方へさらに審美的なご対応もさせていただいております。

ぜひ一度当院へ健診にお越しください。