精度を上げる根管治療
2023/07/19
こんにちは!
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。
根管治療の精度を上げるため妙典歯科Nクリニックでは5つの取り組みを行っています。
・拡大鏡を用いて細かな作業を可能にする。
・歯科用CTを用いて3次元的に根っこの形態や根尖病巣を確認する。
・Ni-Tiロータリーファイルを用いて複雑な根管形態に対応する。
・ラバーダム防湿で周りとの分離を行う。
・MTAセメントを使用して閉鎖率の向上を図る。
①拡大鏡を用いる。
よく歯医者さんが使用している眼鏡と双眼鏡を合体させたようなものをしているのをご存じでしょうか。
こちらは拡大鏡といって歯の内部の細かな作業を行うため、倍率を上げた状態で治療を行っていくものです。裸眼で治療を行うこともできますが、歯の中の0.1㎜単位の治療を行うこともあるため、より細かな治療や見落としがないように精度を高めています。当院で使用している倍率は少なくとも2倍で院長の使用している倍率は5倍にまでなります。(※拡大鏡のメーカー製品によっては他社の10倍に匹敵した倍率です。)
またライトも強力なライトを当てているために真っ暗な歯の内部も明るく照らしながら作業を行えています。
②CT撮影が可能。
当院では院内に歯科用のCTを設置しております。
通常のレントゲン撮影ではあくまで平面的な画像しか得られず、いわゆるシルエットしかわかりませんが、CT撮影を行うことにより3次元(立体)的な画像へと再構成させることができるために、根っこが平面だと2個しか写っていなかったのが、実際はそれぞれに被っていたために倍の4根あった。や根の先に膿が溜まっていた場所が外側の根っこではなく内側であった。などCTによって分かることがあります。そのため適切な診査、診断が可能になります。
通常の平面のレントゲン
CT画像3次元的にスライスした画像を作りだすことができる。(内部の複雑な構造がわかる)
③Ni-Tiロータリーファイル
従来の方法はステンレススチールの細い器具を用いて神経の管の掃除を行っていました。ただステンレススチールでは弾力は少ないため大きく曲がった歯の根っこの管であった場合に管に沿って曲がりきれずに、管の壁に穴が開いたりしていました。Ni-Ti(ニッケルチタン)ロータリーファイルとはその名の通りニッケルとチタンを用いることにより非常に柔軟な材質となり複雑な神経の管に対して追従していけるようになりました。これにより汚染された歯髄をきっちりと除去し、またモーターの使用により治療効率・速度も早めることが可能になります。
④ラバーダム防湿
根管治療は無菌的な処置が重要になってきます。理由は再治療になる場合には感染していて膿が産生されてくることがほとんどだからです。
ラバーダム防湿とは治療する歯をお口の中の唾液から歯を隔離させて内部に常在菌などの菌が入り込まないようにする作用と、強力な消毒薬をお口の中へ漏れ出させないための防護作用があります。
お口の中にラバーのシートで膜を張るような状態になりますのでお鼻での呼吸ができる場合に使用できます。
⑤MTA(ミネラルトリオキサイドアグリゲート)セメント
歯科で直接覆髄(虫歯が神経に到達している場合に神経を残すため)に使用される薬事承認された材料です。
根管内に穴が開いている場合や根っこの先端が開いている状態では従来の根に詰める薬剤ではつまり切らない(閉鎖しきれない)場合があるため、その空洞に再び細菌が住み着くことがあります。
MTAセメントは刺激が少なく、硬化時に膨張するため高い封鎖性やPH(ピーエイチ、ペーハー)が高いため抗菌性も高いセメントのため、空洞を少なくし、細菌に対しても高い効果を示します。
上記の取り組みにより、妙典歯科Nクリニックでは精度を高めた根管治療を提供していきますので、ぜひ当院でご相談ください。
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妙典歯科Nクリニック
住所:
千葉県市川市富浜1-7-18 ドエル1-111
電話番号 :
047-316-0305
FAX番号 :
047-316-0322
妙典の駅近で来院しやすい立地
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