歯医者を嫌がる子供
2023/10/24
こんにちは!
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。
今回は子供のいる親なら経験したことのある、歯科治療の子供のいやいやについてご紹介いたします。
子供は小さいうちから歯医者さんに慣れておかないと、上手に診察できない場合があります。
確かに普段の生活の中で口の中に誰かに物を入れられることなんてないですよね。他人に何かを入れられることや口を開けたままにするという行為自体恐怖心を覚えても仕方ありません。またライトやルーペ、診療用グローブなど普段見たりすることの無い装備をまとった歯医者さんに会うだけでも警戒することでしょう。また絵本などでも歯医者さんのイメージづけされており、虫歯菌の絵があったり、痛そうな絵があったりと歯医者さんではいいイメージを持たれて書かれることはあまりありません。
そう考えると歯医者さんに恐怖して嫌がってしまうのも無理はありません。
治療において大人の歯科治療と異なるのは3者間の治療関係であることです。つまり大人では患者-歯医者の関係が成り立ちますが、子供-保護者-歯医者の3者間となるために、歯医者と子供、歯医者と保護者のそれぞれで信頼関係を作らなければ治療がうまくいかないということです。
歯科治療を小児1人で受診させるか否かは小児の心理発達の状態を十分に考慮して慎重に行う必要があります。昔は3歳以上は意思疎通が可能であるために母子分離して治療を行うことが原則でした。しかし、小児は母親への依存度が高いために母親が同席して治療しようとすると場合によっては歯医者の話を聞かずに母親にただ助けを求めてしまい、治療を理解しようとせずにコミュニケーションが阻害されてしまうことがあります。治療時に母親が同席する場合には、歯医者さんと小児のコミュニケーション、信頼関係の構築を妨げないようにある程度母親は信頼し不要な声掛けなどはさけ、リラックスした態度で付き添って頂くことがベストな対応になります。
お子様には信頼関係を構築するために、歯科医師たちはさまざまの方法で対応しています。言葉によるアプローチは3歳未満では困難ではありますが、3歳以上になると徐々に理解が可能となるために発達に応じて優しく穏やかに治療内容を説明していきます。不協力だからといって脅かすような言動はすることはありません。また非言語であるボディーランゲージやスキンシップも有効とされているために肩に優しく手を触れたりすることも行うことがあります。
お子様が急に動いてしまうことは治療の障害だけでなく体への障害にもつながるために抑制させていただくこともあります。
その他に専門的な用語にはなりますが、行動変容法や系統的脱感作法(簡単なものから順に行っていくことで少しずつ治療に慣れてもらう方法)、オペラント条件付け、トークンエコノミー法(歯医者さんにあるガチャガチャを、しっかりと治療が受けられたら回せる方法)、モデリング法(お兄ちゃんが治療を受けているのを見てまねてもらう)など様々な方法を駆使してお子様に治療を受けてもらうように努めております。
妙典歯科Nクリニックではお子様からご年配の方まですべての年齢層に対してご対応させていただいておりますので是非当院でご相談ください。
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妙典歯科Nクリニック
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