キシリトールを誤解してない?
2023/10/27
こんにちは!
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。
キシリトールについて誤解されているかたもいらっしゃいましたので、キシリトールについてご紹介いたします。
キシリトールのイメージは
・ガムに入っている。
・虫歯にならない。
というのが一般的に知られています。
ここで誤った認識として一生懸命にキシリトールを摂取して虫歯にならないようにしています。という状況です。
キシリトールとは白樺という木から取れる糖アルコールです。
糖アルコールとは聞きなじみがないかもしれませんが、化学式や構造式をご存じの方ならわかるかもしれません。
代用甘味料ともよばれ、砂糖などを使わなくても甘味成分として使用されます。
砂糖との違いはお口の中にいる虫歯菌(代表:Streptococcusu mutans)が利用しても酸を産生することができないために、歯が酸に溶かされて虫歯になるという原理を阻害することができる=虫歯になりにくいということになります。
キシリトールをたくさん摂取すると単純に下痢になりますので注意してください。
キシリトール入りのガムをかむことは有効的です。
砂糖が使用されていないために虫歯の原因を抑制し、更にガムをかむことによって唾液の流出量が増加して唾液の成分や唾液そのものによって汚れや細菌が洗い流されたりすることによって虫歯になりにくいという状況が生まれるのです。
キシリトールは砂糖の代わりと認識していることの方が適当で、甘さを求めたいけれども虫歯にはなりたくない場合に用いるあくまでも代用甘味料です。
唾液の流出量を増加させるのはガムなど物を噛むことによる反射です。キシリトールのおかげではありません。
キシリトールを頻繫に摂取するのではなく、フッ素を歯に塗布またはフッ素配合の歯磨剤を毎日使用することは虫歯の予防に非常に効率的ですのでキシリトールに着目するよりはフッ素に着目し利用するようにしましょう。
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