前歯だけが問題じゃない！part1

こんにちは！

千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。

 

今回は前歯の見た目が気になって受診された患者様について症例を交えてご紹介いたします。

 

患者様は前歯が隙間が空いてうまく笑うことができないことをお困りごととして来院されました。

当院としては審美的障害で笑うことができない患者様やコンプレックスを持たれている患者様に対して強い思い入れがありますので、必ず治してあげたいという気持ちがより強くなりました。

すぐに前歯を治療することはたやすいですが、行いません。まずはこのようになってしまった原因を特定します。原因を特定せずに治療を行うと変な形や変なかみ合わせ、簡単に詰め物が取れてしまうなど様々な観点から一時的な応急処置にしかならないのです。

 

今回の原因はおそらくかみ合わせが強いこと更には上の奥歯がほとんどないことが原因と考えられます。上の奥歯が何が原因で喪失したのかはわかりませんが、それもかみ合わせが強かったことが原因かもしれません。

 

しかし、かみ合わせが強いことはなかなか簡単には治療することは難しいです。『噛む力を弱くしてください』といったところで永遠と意識することは出来ません。そのため噛む力に対抗できる材料を使用しなければなりません。

 

次に前歯がすり減っている原因は奥歯がないことで通常であれば奥歯が負担する噛む力を前歯が負担することになっており異常な力に疲弊して削れてしまっているのです。

これを解消するには奥歯を作ることが解決につながります。必然的に前歯は最終段階で治すことが最も理想な治療計画になります。

 

患者様には初めての来院時には『前歯が気になることは重々承知しましたが、まずは奥歯をつくならければ前歯の治療ができません。』としっかり説明しここでご納得いただけない場合には残念ながら他院さまへご相談いただくか、取れてもいい治療でよければ実施可能ですとお伝えせざるを得ません。しっかりと治療の方針をご納得いただけた場合に『治療期間は長くなります。お互い頑張って治療を終わらていきましょう』と治療に移らせていただいております。

 

part2へつづきます。