根っこの治療で痛くなった。
2024/01/29
こんにちは!
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。
今回は根管治療での痛みの発症についてご紹介いたします。
まず根管治療とはその名の通り、歯の根っこの中にある神経が入っていた管の治療になります。
歯の神経が壊死するとそこの根っこの中の管では細菌と戦う細胞は入ることができず、細菌は神経の壊死したものをエサとしてどんどん増殖していきます。歯の中に住処を作るのです。そうして歯の中の住処から歯の根っこの先端側に出ていくと、歯を支えている骨や歯周組織にいる細菌と戦う細胞と出くわして戦いが起こります。これが炎症です。
炎症が起きると、骨が溶かされ戦った細胞や細菌の死骸が膿となるのです。これを根尖病巣または根尖性歯周炎と呼びます。
原因は歯の中に細菌がたくさん住み着いていることが問題であることが多く、この細菌を物理的に除去する方法が根管治療なのです。
根尖病巣はレントゲン写真で骨が溶かされて写ることで発覚することが多く自覚症状がない場合も多くあります。歯医者さんに指摘されて初めて気づくこともあり、根管治療を開始することがあります。
ここで問題となってくることは、自覚症状が今はなくても治療後に痛みが出る可能性があるということです。
根尖病巣は慢性化していると痛みとして感じにくく、あっても鈍い痛みや違和感程度です。
しかし治療を開始したことにより根尖病巣(膿瘍)が急性化することがあります。これをフェニックス膿瘍と呼びます。フェニックスとは不死鳥のことで痛みが再燃していることに例えられているようです。
治療が開始されたことによって痛くなったのは事実ですが、治療が下手だから痛くなったわけではないので歯医者さんの腕の問題ではないのです。確率としては1/10といったところでしょうか。歯科医院側に問題があるとすると説明が不足していたことかもしれませんね。事前に説明がされており、1/10の確率ですがなってしまった時の対策として痛み止めや化膿止めが出されているのであれば歯科医院としては十分な医療サービスを提供していると考えられます。
妙典歯科Nクリニックでは根管治療も行っております、歯に違和感があるような場合はぜひ一度当院でご相談ください。
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妙典歯科Nクリニック
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