口腔扁平苔癬
2024/03/12
こんにちは!
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。
今回はお口の中の粘膜にできる疾患である口腔扁平苔癬についてご紹介いたします。
粘膜疾患
口腔扁平苔癬
口腔扁平苔癬は角化性病変に分類されます。
角化性病変は肉眼的に白色に見えて、こすってもこの白いものは取れないのが特徴です。
角化性病変の中でも口腔扁平苔癬は代表的で、慢性的な炎症がある状態です。
発生頻度は0.1-4%といわれておりますので比較的多い病気です。
特に中高年の女性に多く、頬の粘膜や舌、歯茎に見られます。
症状としては単純な線状や網目状、レース状、環状の見た目をしていて、赤く部分的になっているのも特徴といえます。
自覚症状は、口の中が荒れてきた。や、キシキシするような感じなどが良く聞かれる症状です。
残念ながら病因は不明とされており、一部に歯科金属のアレルギーであったりC型肝炎ウイルス、内分泌異常や精神的ストレス、免疫異常なども考えられています。
確定的な診断を行う場合には組織を切除し顕微鏡で診てみることで診断がつきます。
白色の病気は10%ほどの確率で癌化するともいわれているために、しっかりと検査や経過観察を行っていく必要があります。
当院では初期診断や治療を行うことは可能ですが、組織の検査等は大学病院や総合病院等での紹介を行っております。
粘膜に異常がある場合は、早めに近くの歯医者さんへ受診するようにしましょう。
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妙典歯科Nクリニック
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