銀歯の中はどうなってる?
2024/04/05
こんにちは!
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。
銀歯だった歯
被せ物を除去した状態
真っ黒になった歯は先ほど見ていただいたイメージ画像のように銀歯が入っていました。
銀歯を外すと中はこれほどまでに真っ黒に変色していました。
写真ではわかりにくいですが、真っ黒になった歯の横の歯茎は少しぷくっと腫れています。
今回は銀歯の歯の根っこの先端で膿が生じていたために銀歯を除去して根っこの治療を開始しました。
歯が黒くなっている理由は主に2つあります。
・虫歯によって歯が黒くなった。
・歯科金属が歯に付着浸透し変色した。
このケースでは両者によって歯が黒くなってしまっていました。
銀歯にしても歯に銀の土台や被せ物を直接くっつけられるわけではありません。
当然、歯と土台や被せ物の間には接着剤(セメント)が使用されます。セメントの劣化や分解によってセメントスペースは次第に空洞になり、虫歯菌などが入り込むと以前歯の治療をしていた場合でも再度虫歯になることがあります。
また歯科金属は基本的には国から認められた生体に安全な金属をしようしていますが、お口の中は非常に過酷な環境です。
食べるときには上下の歯がかみ合うことにより、食べ物を砕くほどの力が何回もかかったり、唾液に含まれる分解酵素によって消化されたりとお口の中に入った物質はこの大変な環境下で保たれなければなりません。
金属の性質としてイオン化というものがあります。
お口の中でも当然金属のイオン化という現象が起きます。
イオン化すると周囲の組織に付着して歯茎や歯を黒くしていきます。
最近ではなるべく金属を使用しない治療を行えるように歯科治療は進化してきていますが、やはり強度や展延性の点では金属のメリットは他にはないため完全に金属が無くなることはないでしょう。
当院ではそれぞれの材料のメリットデメリットをお伝えし最善の治療をご提案しておりますので、ぜひ一度当院でご相談ください。
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妙典歯科Nクリニック
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