サイナスリフトとソケットリフト
2024/05/07
こんにちは!
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。
何かの理由で上あごの奥歯を喪失しインプラントを検討している場合に、よく遭遇することはインプラントを入れるための骨が足りないという現象です。
今回はその骨が足りないときの上顎洞に骨を造成する処置についてご紹介いたします。
CT画像
インプラントを支える骨は?
インプラントは骨に直接人工の歯根を植え、その上に土台と被せ物を建てる完全に人工の歯のことをいいます。
今回のケースではCT画像上に黄色い線でインプラントを設計した場合
インプラントを希望の位置に入れたときには明らかにインプラントを支える骨が足りていないことが分かります。
インプラントを入れる部位や歯の上部にある黒い部分は上顎洞といわれお鼻の空洞の一部である副鼻腔です。
骨がないとインプラントが植えられない。
たしかにそうですが、インプラントを植えられるように骨を造成する手術があります。
この場合上顎洞にインプラントが入るために必要な分だけの骨を追加してあげるとインプラントは植えることができます。
この骨造成方法を大きな意味で『サイナスリフト』といいます。
上顎洞を持ち上げるといった意味合いですね。
そしてこの上顎洞底挙上術にはまた主に二つのパターンがあります。
・ラテラルアプローチ(小さな意味のサイナスリフト)
・クレスタルアプローチ(ソケットリフト)
骨の側面から骨造成を行うのがラテラルアプローチ
骨の下面から骨造成を行うのがクレスタルアプローチ
どちらにもメリットやデメリットがあります。
ラテラルアプローチでは大きな骨の欠損に非常に有効で術野が大きくとれるため直視下で手術が行えます。
しかし、大きな術野を得るためには大きく切開をしなければなりません。
クレスタルアプローチではインプラントを同時埋入することが可能でインプラントを埋入する際に削る穴を利用して骨造成を行うために侵襲が非常に少なくなります。現在では切開をせずに行うことが増えてきているために術後の痛みや腫れは小さいです。
しかし、インプラントを埋入する穴は小さく上顎洞を盲目的に広げていかなければならないためにうまく上顎洞底を挙上できていないこともあります。
インプラントを埋入する際には必ずCT画像等で精査を行い、しっかりと計画した上で治療を行っていく必要があります。
当院ではCT装置を院内に完備しているために検査から埋入まで一貫して行うことができます。
インプラントを検討されている方はぜひ一度当院でご相談ください。
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妙典歯科Nクリニック
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妙典でインプラントの治療も可能
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