食べ物が挟まる
2024/06/05
こんにちは!
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。
食片圧入
Food Impaction
食べ物が歯と歯の間に挟まることを歯科用語では食片圧入と言います。
食べ物が挟まる理由としてはいくつか考えられます。
・歯がぐらついている。
・歯茎が痩せている。
・歯が欠けている。
・食い込むようなかみ合わせ。
・不適切な歯並び。
・歯と歯の間に隙間ができている。 など
食べ物が挟まるということは食べ物が入る隙があるということです。
まず、一つ目に歯がぐらついている場合です。
ぐらついているといっても、歯を触って揺れてないけど挟まるよ。という人がほとんどでしょう。
ぐらついていないように見えて歯は歯を支えるクッション=歯根膜という膜に覆われて骨に植わっているため多少は動いています。
噛む力をダイレクトに受けるのではなくこのクッションである歯根膜で力を吸収し負担を掛けないようにしているのです。
指で触るのと噛む力では大きな力の差があります。
歯根膜自体は0.2㎜程度しかないためほとんど動いているようには見えませんがそこに食べ物が挟まるのです。
また単純に歯がぐらついている人では容易に食べ物が挟まるのは想像ができると思います。
次に歯茎が瘦せている人です。
身体が痩せているようなイメージとは違い、歯茎が歯周病や過度なブラッシングによって歯茎が下がり歯と歯の間にスペースができている状態です。
一度歯茎が下がると基本的には元には戻すのは困難です。
歯茎が下がらないようにまずは予防していくことと、歯茎が下がってしまっているのであれば歯間ブラシなど歯の清掃補助器具をしようしてしっかりと歯茎下がりを予防しましょう。
歯が欠けることも食べものが詰まる原因です。
これは単純に食べ物が挟まるスペースがあるのと同じです。
加えて欠けているところにはどんどんと汚れは溜まりやすいため歯周病や虫歯も引き起こしてしまうので、痛くないからと言って歯医者へ受診しないなんてことはやめましょう。
食い込むようなかみ合わせはどんなかみ合わせかわかりますでしょうか?
歯茎にめり込むようなかみ合わせではありません。
歯は基本的には1歯対2歯というかみ合わせでできています。
これはどういうことかというと1本の歯に対してかみ合う相手は2本あるよということです。
歯は半分ずつサイズがずれ合うように噛むのが正常です。
この2本のかみ合う相手の間に1本の歯が食い込むように噛むと食べものも食い込ませてしまうことが起きるのです。
歯並びがガタついていると正常の歯と歯の接触がなく、すれ違って接触していなかったりします。
その場合にはすれ違いの間部分に食べかすが挟まるのです。
歯列不正の一つでもあるすきっ歯(空隙歯列)などは単純にスペースがあるので歯に詰まりやすですね。
歯に物が詰まるといっても色んなことが原因でおこりますので、しっかりと歯医者さんに診断してもらいながら治療をすすめるようにしましょう。
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