抜歯後の痛み、ドライソケット!?
2024/08/17
こんにちは!
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。
抜歯後の術後感染として2つ考えられ、1つは急性顎骨周囲炎、もう1つはドライソケットです。
今回はドライソケットについてご紹介いたします。
抜歯した後
抜歯後の骨が露出した状態
ドライソケットとは、抜歯して抜けた穴の部分の骨が露出しており、その骨面が感染を起こし表面的な骨壊死を起こした状態で、抜歯して数日を経過しても抜歯した穴が血餅(血の塊、かさぶた)で満たされない場合で周囲の組織は赤くはれ上がったりはしていないのですが、強い痛みを伴うことが多く数か月にわたって痛みが持続することもあります。
ドライソケットが起こる原因はいくつか考えられます。
1.過度なうがい
2.血行不良
3.術後感染
まず初めに考えられるのは過度なうがいです。
当然抜歯後に出血はあります。
しかしながら、ドライソケットは骨の面が露出している状態ですので出血したはずの血がそこにとどまらずに流れてしまっています。それはうがいをしすぎて必要な血の塊(血餅)ができずに骨の表面が覆われなかったことになります。
次に血行不良です。
血行不良であれば出血の量自体が既に少ないために溜まる血液が少ないのも当然考えられます。
血行不良になりやすい方は血液凝固薬を飲まれているような方ではすぐに血が固まってしまい必要な量の出血がないことも考えられます。
最後に術後感染です。
抜歯後にどうしても気になって舌や指などで過度に触ってしまう人がいます。
お口の中も指先も細菌が付着していますので安易に触ると菌を傷口に付けてしまいます。
また、歯ブラシもしっかりと行っていないとお口の中全体で菌の数が多くいつでも感染しやすいという状況になります。
抜歯後には歯科医院で抜歯後の注意事項の説明を受けるかと思います。
しっかりと確認し抜歯後の対応を心がけてください。
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