妙典歯科Nクリニック

抜歯に伴う偶発症(局所)

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抜歯に伴う偶発症(局所)

抜歯に伴う偶発症(局所)

2024/08/20

こんにちは!

千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。

 

前回は抜歯に伴う偶発症の全身的なものをご紹介しました。

今回は局所的なものをご紹介いたします。

抜歯

抜歯後のイラスト

 

・ドライソケット

・異常出血

・顎骨損傷

・神経損傷

・組織隙や上顎洞への迷入

・上顎洞の穿孔

・気腫

・口腔軟組織の損傷

 などが挙げられます。

 

今回はいくつかに絞ってご紹介いたします。

 

ドライソケットは親知らずを抜歯後によく検索されるワードです。

親知らずの抜歯では粘膜を切開したり、骨を削ったりすることが多いため通常の抜歯よりも傷が大きくなることが多いです。

治りも時間がかかったり大きな陥凹を治癒機関で起こすこともあるためにドライソケットなんじゃないかと不安になる方がいらっしゃいます。

以前他の記事でもドライソケットを詳しく紹介していますが、特徴として抜いた穴に血液が溜まらずに骨が露出した状態で激しい痛みを伴うことが多いです。

この特徴がなければまずはドライソケットを除外しても良いでしょう。

あまりうがいを頻繁に行わないことがポイントです。

 

出血が止まらないこともあります。

ほとんどが血液サラサラにするお薬を飲まれている患者さまで多くガーゼなどを15分以上噛んで圧迫止血しても歯科医院へ受診してみる方がいいです。

もし噴水のように出血しているようなら急いで歯科医院または救急車で搬送してもらってもいいでしょう。

 

神経損傷ですが、抜歯時には通常麻酔をします。

麻酔が大体2.3時間効果が考えられますのでそれ以上しびれていたりするのであれば神経損傷・麻痺の可能性があります。

早めに歯科医院へ受診し神経損傷にたいして早く対応をしなければ永久的に症状が残ることもありますので必ず受診するようにしましょう。

 

口腔内軟組織の損傷は、比較的起こりやすい偶発症といえます。

抜歯の器具と歯の表面は基本的にツルツルとしています。

ツルツルとしたもの同士で抜歯をしていくため力が逃げたときにはつるんと他の組織を傷つけてしまうことも考えられます。

年齢が高くなってくると骨が硬くなったり、奥歯などは抜歯に力が必要になってきます。

より力をかけて、そこで力が逃げたときには組織へのダメージは大きいです。

 

 

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