歯科矯正を始めるタイミング
2024/11/09
歯科矯正を始めるタイミング
年齢や歯の状態、矯正の目的などによって異なりますが、一般的に次のようなポイントを考慮するとよいでしょう。
1. 小児矯正(6~12歳頃)
乳歯から永久歯への生え替わりの時期
この時期に、歯並びや噛み合わせの問題が見つかると、早期に治療を始めることで、永久歯が正しく並ぶスペースを確保したり、顎の成長をコントロールできる場合があります。
早めの治療が有効なケース
指しゃぶりや口呼吸などの癖が原因で歯並びが悪くなることもあり、早期治療によって将来的な矯正期間が短くなることもあります。
2. 思春期(12~18歳頃)
永久歯が生えそろったタイミング
思春期の間に歯列矯正を始めると、顎の成長が続いているため、歯や顎の調整がしやすくなることが多いです。また、このタイミングで歯列を整えると、大人になってからの歯の安定がしやすくなります。
見た目が気になりやすい年齢
思春期に歯並びが気になる人も多いため、外見への自信にもつながりやすく、矯正を始める良いタイミングです。
3. 成人(18歳以降)
経済的な安定と自己管理が可能
成人になってからも矯正は可能で、特に自分で費用を負担できるようになるため、治療を決断しやすくなります。大人の矯正では見た目の改善が主な目的になることが多く、審美的な改善が期待されます。
見えない矯正装置の選択肢
成人矯正では、目立たないマウスピース矯正や舌側矯正(裏側矯正)など、見た目への配慮がしやすい装置を選べるのもポイントです。
4. 特定の問題や症状が現れたとき
噛み合わせの問題や顎関節症の予兆
歯並びが悪いことで噛み合わせに問題があったり、顎の痛みや不快感を感じる場合は、矯正治療が必要なケースもあります。症状がひどくなる前に相談するのが望ましいです。
5. 口腔環境が整ったタイミング
虫歯や歯周病の治療後
矯正治療の前に、虫歯や歯周病がある場合は先に治療して口腔環境を整える必要があります。口内が健康であると、矯正の効果が出やすくなります。
6. 本人の意志があるとき
特に子どもの場合、本人が「矯正をしたい」と前向きに取り組む意思があると、治療への協力的な姿勢が得られやすいです。大人でも、しっかりとした意志を持って始めることで、効果的に治療が進みます。
矯正のタイミングは個々の状態に応じて異なるため、気になる場合は歯科医や矯正専門医に相談し、適切なタイミングを見極めてもらうことが大切です。
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