セラミック矯正って何?
2025/01/13
セラミック矯正って何?
セラミック矯正(セラミッククラウン矯正)は、歯並びや形を整えるために歯を削り、セラミック製の被せ物(クラウン)を装着する治療法です。矯正器具を使わずに短期間で見た目を整えることができるため、審美的な治療として人気があります。以下に詳しく説明します。
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1. セラミック矯正の特徴
目的: 歯並びの改善や形の修正、歯の色調を整える。
対象: すきっ歯、軽度の歯並びの乱れ(ガタつき)、歯の変色や形の改善。
方法: 歯を一定の量削り、その上にセラミック製のクラウンを装着します。
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2. メリット
① 短期間で治療が完了
矯正器具を使う治療(通常1~2年以上)と比較して、1~3か月程度で歯並びを整えられる。
② 審美性が高い
セラミックは天然の歯に近い色や質感を持ち、非常に自然な見た目に仕上がる。
ホワイトニングで改善が難しい歯の変色も対応可能。
③ 歯の形や大きさも調整可能
歯の長さ、幅、形状を自由にデザインできるため、理想的な歯並びと見た目を実現できる。
④ 金属アレルギーの心配がない
セラミックは金属を含まないため、アレルギーのリスクがありません。
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3. デメリット
① 歯を削る必要がある
健康な歯を大きく削る必要があるため、元に戻せない。
神経を抜く処置が必要になることもある(特に歯が大きく動いている場合)。
② 長期間の耐久性に注意
強い力がかかるとセラミックが割れることがある。
適切なケアをしないと二次的な虫歯が発生するリスクがある。
③ 噛み合わせの問題が残る場合がある
歯並びだけを見た目で整えるため、根本的な噛み合わせの改善には向かない。
④ 費用が高い
保険適用外のため、費用が高額(1本あたり5~20万円程度)になる。
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4. セラミック矯正が向いているケース
軽度の歯並びの乱れ: 少しのすきっ歯やねじれを整えたい。
歯の変色が気になる: ホワイトニングで改善しない歯をきれいにしたい。
歯の形を変えたい: 歯が小さい、削れているなど形を整えたい。
短期間で仕上げたい: 特別なイベント(結婚式など)に間に合わせたい。
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5. セラミック矯正が向いていないケース
重度の歯並びの乱れ: 顎全体の位置や噛み合わせを調整する必要がある場合は、矯正治療(ブラケットやマウスピース)がおすすめ。
健康な歯を削りたくない: できるだけ歯を削りたくない場合、マウスピース矯正や他の非侵襲的な方法を検討。
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6. セラミック矯正の流れ
① 初回相談
現在の歯並びや希望を歯科医に伝え、治療計画を立てます。
必要に応じてレントゲンや型取りを行います。
② 歯の削合
目的に応じて歯を削ります(軽度の場合は最小限の削合)。
仮歯を装着し、仕上がりを確認します。
③ セラミッククラウンの製作・装着
専門の技工所でオーダーメイドのクラウンを製作します(1~2週間程度)。
完成したクラウンを接着剤で固定し、調整します。
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7. 費用と治療期間
費用: 1本あたり5~20万円程度(歯科医院や使用するセラミックの種類による)。
治療期間: 通常1~3か月(仮歯期間含む)。
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8. セラミック矯正の注意点
ケアの重要性: セラミック部分は虫歯になりませんが、接着部から虫歯が進行する可能性があります。適切な口腔ケアが必要です。
定期検診: セラミックの状態や歯茎の健康を維持するため、定期的に歯科検診を受けましょう。
食べ物に注意: 硬いものや粘着性の高い食べ物は避け、セラミックが割れないようにしましょう。
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まとめ
セラミック矯正は、短期間で美しい歯並びを手に入れることができる画期的な方法ですが、歯を削るデメリットや費用面の負担があります。見た目の改善が主な目的で、噛み合わせや長期的な歯の健康を考慮する場合は、矯正治療や他の選択肢も検討することをおすすめします。歯科医としっかり相談して、自分に合った治療法を選びましょう。
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