フッ素で虫歯ができない!?
2023/06/03
こんにちは!
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。
歯を強くする方法をご存じでしょうか。
強くするといっても強度が増すわけではありません。
虫歯に対する耐酸性が向上していきます。
歯の組成はハイドロキシアパタイトと呼ばれる組成でできているといわれています。
ハイドロキシアパタイト:Ca10(PO4)6(OH)2
フッ素はこのハイドロキシアパタイトという構造のOHという部分がフッ素を表すFに置換されることによってフルオロアパタイトという組成に変化します。
フルオロアパタイト:Ca10(PO4)6F2
虫歯は虫歯菌が食事をした際に産生する代謝産物である酸によって歯が溶かされた状態です。
フルオロアパタイトはハイドロキシアパタイトと比較して、この酸に溶かされにくい状態ですので虫歯になりにくいというわけです。
フッ素は歯磨き粉のほとんどに含まれています。
フッ素の濃度はさまざまで950ppmFや1450ppmFが最近では推奨されています。
歯科医院で行うフッ素塗布法では9000ppmFという高濃度の薬剤を使用していきますので歯磨き粉と比較してより一回での効果を発揮します。
またフッ素塗布ではなくシーラントと呼ばれるものがあります。
歯の噛む面にある溝は虫歯の好発部位とされており、非常に虫歯になりやすい箇所です。
その溝に対して虫歯になる前にフッ素の樹脂を詰めてあげることにより溝に食べかすが溜まらずかつ、フッ素が徐放されることにより歯自体が酸に対して強くなる一石二鳥の方法になります。
このシーラントは10代までの方に非常に有効でありこどもの時に歯医者に定期健診かかることで今後の虫歯に対する予防効果が大きく期待できます。
妙典歯科Nクリニックではこどもの歯科治療・予防歯科も積極的に行っていますので、ぜひ当院でご相談ください。
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妙典歯科Nクリニック
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