歯医者、痛くないのに治療が必要？

こんにちは！
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。

歯医者に行ったら痛くないのに虫歯や、歯周病だといわれたことはありませんか？

歯医者から虫歯や歯周病と言われて、治療を特に希望されない方がいらっしゃいます。

クリニックの対応が悪くこのクリニックでは診てほしくないために診察を断ることも当然あるかと思いますが、理由が痛くないからだけであれば歯医者さんの提案に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

治療を受ける受けないは患者様お一人おひとりの考え方によるものであるため、歯医者としては健康のために治療をオススメしていきますが、患者様のお身体ですので患者様の意見を尊重し拒否しているのを無理に治療することはありません。

ではなぜ虫歯や歯周病で痛みがないことがあるのでしょうか。

虫歯も歯周病も進行度合いによってレベル分けされています。

虫歯であればCOとC1～C4までの5段階。
歯周病であればGとP1からP3までの4段階。

痛みは進行度合いが高いほど伴いやすいですが、一番大きな虫歯のC4で痛みがないこともあります。
虫歯ではC2あたりから痛みが出てくることがあります。歯の内部の象牙質と呼ばれる部分に虫歯が進行し、その更に内部には歯髄と呼ばれる神経が存在する場所と通じています。
ちなみにC4とはどのような状態かというと歯の頭の部分が崩壊し根っこのみの状態です。

歯周病で痛みが出てくることは重症になった時のことがほとんどで、痛みが出てから治療する時には抜歯直前や歯が自然に抜けるまで姑息的に使ってもらうような状態です。

歯を支える骨が溶けている状態が歯周炎ですので、歯周治療を行っても骨が完全に再生することは非常に難しいのです。

歯周組織再生療法によって骨を部分的に造成することは出来てもあくまで部分的であり小手術を行い、治療期間は長いことが予想されます。

歯は子供の歯（乳歯）から大人の歯（永久歯）に生え代わり、抜けても他の歯で噛めるからと軽視されやすいですが、人生の最後の楽しみは食事といわれることがあります。歯がなければ点滴や流動食となり、楽しみは半減かそれ以上減少してしまいます。

癌だったら痛くなくても治療する人は100％とは言えませんが多いと思います。むしろ痛くない段階で見つかってよかったと思うと思います。

歯がダメになったら抜いてブリッジや入れ歯にしてくればいいと思う方もたまにいらっしゃいますが、手や足で考えると手がダメになったら義手、足がダメなら義足にしてくればいいと思う方はほとんどいないのではないでしょうか。

妙典歯科Nクリニックでは予防が今後の健康のために非常に重要と考えておりますので、ぜひ健康な今のうちに受診してみてください。