歯周病の治療

歯周病とは

歯周病とは言葉のとおり、歯の周りの組織の病気です。歯の周りにはいくつかの歯周組織と呼ぼあれる組織があります。歯の根っこを覆っているセメント質、歯を支えるための歯槽骨、セメント質と歯槽骨の間にあるクッションのような繊維性の歯根膜、そして骨を覆っている歯肉の4つから構成されています。

歯周病は歯肉炎と歯周炎に分かれており、歯肉に限局して炎症がある状態、いわゆる歯を支える骨等他の歯周組織には炎症がない状態を歯肉炎。歯周組織に波及した状態を歯周炎と呼びます。

 

歯周病治療の流れ

歯周病治療には明確な治療の流れがあります。

下の図は歯周治療の指針2015の治療の流れを示しています。

分かりやすく説明すると、歯茎の検査をして検査の結果歯肉炎なのか歯周炎なのか判断をします。

診断の結果をもとに患者さまに合わせた治療計画をつくります。

結果に合わせて基本的な治療・お掃除を行い、歯磨きの仕方を患者様それぞれに合わせてご説明していきます。

その後期間をあけて、クリニックで行った治療と患者さまにご説明した内容が達成できているか、歯茎の状態の再検査を行うことによって判断します。

検査結果で前回よりもよくなった点やもう少し頑張る必要がある箇所等を再度共有して、悪かった部分はより専門的な治療へと移ります。

前回の治療や患者様ご自身の磨き方によって歯茎の健康状態が改善しているのであれば、メンテナンスで定期的な受診程度で問題なくなります。メンテナンスとメンテナンスの間の期間は患者様の状況に合わせて変わりますが、妙典歯科Nクリニックでは3か月から6か月の間隔でのメンテナンス受診をおすすめしております。