顎関節症
2023/07/21
こんにちは!
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。
今回は顎関節症についてご紹介いたします。
まず顎関節はどこにあるのか。
耳の前を指で触り口を開けると動く物を感じると思います。そこが顎関節です。
顎関節の症状として一般的に、頬の筋肉が疲れてる、開けるときに痛い、顎の関節が押すと痛い、顎を動かすとポキポキと音が鳴る、顎を動かすとじゃりじゃり音が鳴る、といった症状が出ます。
顎関節症といっても症状は多岐にわたるため、それぞれ顎関節症の中で5つに分類しています。
・頬の筋肉がつかれていたり、筋肉に痛みがある場合を顎関節症Ⅰ型(咀嚼筋障害)
・顎の関節そのものが痛い場合を顎関節症Ⅱ型(顎関節痛障害)
・音が鳴ったり口が開かない場合を顎関節症Ⅲ型(関節円板障害)
・顎の関節の骨の変形がある顎関節症Ⅳ型(変形性顎関節症)
・それ以外の顎関節症Ⅴ型
顎関節は下記の組織から構成されていて先ほどの分類に関連しています。
・周囲の筋肉
・関節の靭帯
・関節の間の軟骨のような繊維組織(関節円板)
・下あごの骨(下顎骨)
・耳の前の骨(側頭骨)
顎関節を模式図で表すと図のような形態をしています。
治療の方法は、4つの基本治療とかみ合わせの治療および専門的な外科治療があります。
顎関節症の基本治療は生活指導、理学療法、マウスピース(スプリント)、薬物療法です。
まず生活指導ですが、習癖を是正することを目的とします。
たとえばTCH(Tooth Contacting Habit)、頬杖やうつ伏せ寝、硬い食事を止めることです。これは無意識で行われていることが多いので治すことは意外と難しいです。
他に、原因を上げるとストレス、スマホの画面操作、パソコン業務、重量物運搬、爪咬み癖、片方で咀嚼、歯ぎしり、食いしばり、コンタクトスポーツなどの打撲外傷です。
次いで理学療法です。簡単に言うと筋肉のストレッチやマッサージ、トレーニングのことです。当院ではトレーニング方法の資料を用いて指導しています。また院内での理学療法も行います。
マウスピース治療では患者様専用のマウスピースを作成するため患者様の歯の型をとり製作します。
使える時間があれば長時間使って頂くことがよいですが、発音には影響が出るために就寝時には必ず着用します。
薬物療法は痛みに対しての鎮痛消炎を目的としたものと、筋肉の強張り疲労を和らげるための筋肉弛緩を目的として使用することがあります。
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妙典歯科Nクリニック
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