被せ物の歯
2023/09/05
前歯の被せ物
左上の前から1番目の歯(写真向かって右上の一番前)
こんにちは!
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。
前歯の被せ物は人の印象を大きく左右する大事な部位です。前歯が変色していたり、欠けていると印象はあまりよくないと感じられてしまうことがあります。
今回は前歯の被せ物についてご紹介いたします。
写真のケースではいわゆる差し歯が土台ごと取れてしまい、歯抜け状態で治療してほしいというケースでした。
上に掲示している写真は被せ物を入れ終わった状態になります。
上の前歯の他の3本はメタルボンドと呼ばれる金属の裏打ちがあるセラミックをされていますが、今回は保険適応のCAD/CAM冠で治療を行いたいとの希望でした。
当然材質が異なるので見た目はどうしても他の歯と比較すると違ってきます。
ただ、CAD/CAM冠は金属を使用していないため、金属アレルギーのある方や金属色を隠す必要がないため透明感が出てきます。逆にメタルボンドでは金属色を隠すためにオペークと呼ばれる金属色を隠す乳白色の材料を使用しますので乳白色感がどうしても天然の歯よりも強くなってしまいます。
被せ物を入れる前の状態
歯の土台を建てている状態です。
被せ物をする場合にはこのように一回り小さく歯を削らなければなりません。患者様の感覚としてはだいぶ小さく歯を削られたように感じる方もいらっしるかもしれませんが、被せ物の厚みを確保しなければ被せ物がすぐに割れてしまうのです。
例えば人工ダイヤと呼ばれるジルコニアであっても厚さが1㎜未満であれば簡単に割れてしまいます。ジルコニアだから割れないと慢心してはなりません。
金属であれば割れるというより変形し伸びてくれるため割れませんが、最低1㎜という基準がありますので当然他の材質では2㎜前後は全周削ります。
今回は土台ごと取れて土台自体も人工物ですので削られているというよりはどれだけ土台の面積が大きいかといったところでしょうか。
CAD/CAM冠は保険適応の材質で見た目もセット時はよいですが、変色や強度、プラーク(歯垢)の付着しやすさなどデメリットもありますので、歯医者さんとよく相談し、しっかり材料は選んでからセットしてもらうことが良いでしょう。
当院では保険診療の材料はもちろん、セラミック等の優れた材料も取り扱っておりますので、ぜひ当院でご相談ください。
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妙典歯科Nクリニック
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