銀歯の下に潜む虫歯

銀歯の下に潜む虫歯

こんにちは！
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Ｎクリニックです🌱

今回は銀歯の下で虫歯になっていた歯の治療についてご説明いたします。

銀歯の下で虫歯になる原因は主に2つあります。

1つ目は虫歯の取り残し。
虫歯の取り残しは偶発的に起きてしまうものと故意に残すことの2つあります。

歯医者はなぜ虫歯を見分けることが出来ているのでしょうか？虫歯かどうかは本来病理切片といって歯を薄くスライス状に切り出して顕微鏡で確認して虫歯部位がどこまでなのか判断します。しかし、実際の治療では歯を薄くスライスしている時点で抜歯されていることとなりますので行えません。そこで、う蝕検知液と呼ばれる染めだしの液を用いて簡易的に虫歯の範囲を理解して除去しています。この液に染まらないもしくは薄く染まる程度であれば虫歯を取りきったと判断します。これは虫歯菌がいるかの判断では無いために少なからず取り残してしまうことがあります。
また故意に虫歯を残す理由とすると、一度あえて虫歯を残し、生体の防御機構である修復象牙質という歯の神経が虫歯から遠ざかる反応を待ってから虫歯を取りきる方法を選ぶことがあるからです。

2つ目は銀の詰め物をくっつけていたセメントがとれてしまい、そのスペースに汚れが溜まったことによる虫歯。
銀歯自体に歯との結合力が無いためにセメントで接着させています。銀歯同様にセメントも永久的なものではないために劣化し無くなってしまうことがあります。
今回はこのセメントスペースからの虫歯でした。

コンポジットレジンで修復し色調も歯の色へと変化させることが出来患者様も喜んでおられました。

妙典歯科Ｎクリニックでは状況に合わせた治療をご提案させていただいておりますので、是非一度ご相談ください。

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