親知らずの抜歯方法

こんにちは！

千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Ｎクリニックです。

 

新年が始まってから親知らずの抜歯を希望される方が増えて来ています。

 

単に親知らずの抜歯と言っても色んな親知らずの生え方がありそれぞれの抜歯の難易度は大きく変わってきます。

 

 

まず比較的簡単なは親知らずの抜歯は麻酔後に歯に器具を掛けてから早いと1分と経たずに抜けてしまう親知らずもあります。

それは上の顎の親知らずで通常の方向またはやや頬側に生えており歯の根っこの形態が複雑ではないパターンです。

抜歯方法は単純な方法だと、親知らずとその一本手前の歯の間に器具を頬側から掛けて歯を後ろに回転させるようにして抜歯を行います。

 

しかし、反対に非常に難しい抜歯もあります。この場合60分以上要したり危険性などを考慮して全身麻酔で行うこともあります。

特に多いのが下の埋まっている親知らずです。

埋まっているために先ほどとはやり方が大きく異なります。まず器具をかける前には歯が埋まっているために覆っている粘膜を切開する必要があります。切開をしたら、また直ぐ器具がかかるのではなく歯を覆っている骨があります。骨を一部削除しその後にやっと器具がかかります。しかし、難しいものでは単純に普通の方向には生えておらず横向きや下向きに生えているために通常抜く方向としては歯の頭側へ移動すればぬけるのですが、頭側には手前の歯や骨があるために歯を小さく分割して欠片にしてから覆い被さっていた骨を削った穴を通して少しずつ除去をしていきます。ここでもさらに難しい歯は、歯と骨が癒着してしまって境目がなくなっているものや歯の根っこが大きく曲がり回転させないとぬけなかったり、釣り針のように返しがあるような形態をしていたりとかなり複雑な場合も考えられます。

こういった状況に臨機応変に対応しながら抜歯を行うと長時間の抜歯となるのです。

 

親知らずの抜歯で相談してみたい方は是非当院でご相談ください！