妙典歯科Nクリニック

歯が割れたときの処置の違い

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歯が割れたときの処置の違い

歯が割れたときの処置の違い

2024/05/13

こんにちは!

千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。

 

歯が欠けたり割れたりした場合には歯医者さんへ受診してください。

しかし歯が欠けたり割れたりした場合にはその範囲によって治療方法が異なってきます。

 

今回は歯が欠けたり割れたりした場合の治療方法についてご紹介いたします。

歯の模式図

まずは歯の構造が重要です。

 

普段歯を見たときに見えている部分を歯冠と呼び、一番外側にあるのがエナメル質です。

身体の中で一番硬い組織といわれていますので歯が割れるということはそれだけの力がかかったことを意味します。

 

エナメル質の内部には薄いオレンジ色をした象牙質と呼ばれる組織があります。細かな管状をしており神経に通じています。

 

更に象牙質の内部には歯髄と呼ばれるいわゆる歯の神経が存在します。濃いオレンジ色や赤い線が神経や血管を表しています。

 

歯茎から下の部分は歯根と呼ばれ歯を支えている部分になります。

 

では、①~⑥の破折について

①はエナメル質のみの破折。

②は象牙質に達した破折。

③はほんの少しだけ歯髄に達した破折。

④は大きく歯髄に達した破折で歯冠で収まっている。

⑤は大きく歯髄に達した破折で歯根まで及んでいる。

⑥歯根の中だけで破折している。

 

①と②の場合は単純な虫歯治療と同等の処置か欠けた破片が問題なく適合するのであれば欠けた破片を接着していくことが可能です。

 

③ごく一部のみの神経の露出の場合であれば神経の保護を行うことで上記の①や②と同様の治療を行うことが可能です。

 

④になってくると一度大きく露出した神経は感染のリスクが強く懸念されるため神経の除去を行う必要があります。いわゆる根管治療になります。

 

⑤はケースによっては④と同等の根管治療で落ち着くこともありますが、あまりにも深い位置までの破折であれば抜歯になります。

 

⑥は特に症状もなく揺れなども認めない場合には経過観察で済みますが、揺れや症状が出てくる場合には根管治療や抜歯になります。

 

歯が欠けた場合には放置せず必ず歯科医院へ受診するようにしましょう。

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