八重歯はどうしてできる?
2024/05/29
こんにちは!
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。
先日のブログで乳歯から永久歯への生え変わり順序についてご紹介しました。
そこで今回は八重歯についてご紹介いたします。
八重歯
八重歯は実は日本では意外と人気のある歯並びです。
数年前では付け八重歯なども流行ったこともあるぐらいで、八重歯がかわいいと言われたこともありました。
しかしながら、八重歯は歯科医師からすると歯列不正の一種で「犬歯の低位唇側転位」と呼ばれます。
歯列不正があると咬合接触面積は減少し他の歯がその分の負担を行います。
そうすると負担している歯には経年的な劣化が蓄積しダメになってしまいます。
ダメになった歯の分の負担は更に他の歯が負担し、その歯もダメになり。
その繰り返しになります。
ではなぜ八重歯ができるのでしょうか。
日本人の顎は外国人と比べると小さい傾向にあります。
歯も小さいのですが、歯と顎の関係性が釣り合っていないために歯の方が大きく顎に並びきらないために顎のアーチから頬側に外れてしまうのが八重歯になります。
ここでなぜ上の犬歯が頬側に出るのか。
それが前回のブログに記載した萌出順序に関係してきます。
永久歯の萌出順序
上顎は 6→1→2→4→3→5→7→8
下顎は 1→6→2→3→4→5→7→8
といわれています。(※上記番号は前歯から数えたときの番号です。)
下の歯は基本的には前歯から順番に生え変わることが多く、乳歯が抜けたスペースに永久歯が生えてきて乳歯より永久歯の方が大きくても次に抜ける乳歯のスペースと顎の成長によって永久歯スペースが確保されます。
しかし、上の歯は順番が3番つまり犬歯が2番と4番の後に生えてくるために犬歯の上のあった乳歯が抜けたスペースは前後の永久歯にスペースが利用されてしまいます。そのため犬歯が生えてくるまでの間に犬歯が生えるスペースが無くなり犬歯が頬側に押し出されて生えてくるので上の犬歯は八重歯になるのです。
生え変わりの時期から矯正を行うことでこういった犬歯の低位唇側転位はある程度防ぐことができます。
お子様をお持ちの親御さんは是非一度歯医者さんで相談してみてください。
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妙典歯科Nクリニック
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