変色歯とホワイトニング

お示しした写真は歯が帯状に変色して茶色からやや紫のような色合いをしています。

これは歯が作られる過程で歯の中に直接薬剤の色が取り込まれて歯が形成された状態です。

歯は先端側から層状に作られているため薬剤を服用したタイミングで変色がある部分とない部分とで分かれています。

ホワイトニング剤は歯の表面から塗って浸透させますが、歯の深部までホワイトニング効果が現れにくく

歯の中から変色を起こしているためこのような歯はホワイトニング効果はなかなか現れにくいのが特徴です。

患者様にも上記内容をお伝えし、一度ホワイトニングを行ってみたいとのことで、ホワイトニングを行いました。

誰しも1回のホワイトニングで劇的な効果が現れるわけではありません。

しかし、テトラサイクリンによる変色歯にも歯の先端部分や表面が全体的に白くなっているようでホワイトニング効果が現れていることが確認できました。

薬剤による変色にホワイトニングが効かないわけではありませんが、真っ白になることは難しいことも再確認することができました。

当院ではホワイトニング前に事前の説明等を行ってから行いますので、ぜひ一度当院でご相談ください。