矯正中の歯の移動
2024/07/31
こんにちは!
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。
今回は矯正治療中、歯はどのように動くのかレントゲン写真をもとに記載してみようと思います。
矯正治療中のレントゲン写真
まず、歯とその周囲の組織からご説明します。
歯は見えている部分だけが歯ではありません。歯を支える歯根は意外と長く、歯の見えている部分(歯の頭、歯冠)の大体1.5倍ぐらいの長さが歯根にはあります。
その歯根は骨に植わっているのですが、直接骨に植わっているのではなく歯根を取り囲むようにして歯根膜という膜で一層おおわれています。
矯正治療というのは単純に歯を動かすというイメージですが、歯が骨の中を大移動するとおもってください。
歯が骨の中を動くためには、歯冠に力をかけて動かしたい方向にある骨に圧迫されるような力がかかり骨の吸収が起こります。
逆に歯が動いた後ろ側の骨はそのままでは動いたあとの支えがどんどんなくなってしまうため、そこには骨が新たに作られていくという現象がおこります。
骨はもともとリモデリングといって古い骨は吸収し当たらな骨を作るという機能が備わっています。
そのためこの現象を利用して骨の中を歯が移動していくのです。
しかしながら、歯冠に力がかかるので歯根の移動はどうしても歯冠の移動に対して遅くなる傾向にあります。
レントゲン写真でも歯冠だけ移動して歯根はすこし取り残された状態になっているのが分かります。
矯正治療に時間がかかるのは骨の吸収と再生を繰り返し行う必要があるために平均1-2年程度は期間がかかります。
矯正治療で歯並びを治したい方はぜひお早めにご相談ください。
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妙典歯科Nクリニック
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