親知らずじゃないのに下あごが腫れた!?
2024/08/07
こんにちは!
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。
親知らずを抜歯していても同様の部位で下あごが大きく腫れることがあります。
これは親知らずだけが下あごを大きく腫れさせる原因ではないことを意味しています。
上あごでも下あごでも大きく腫れて顔まで腫れてしまうのは顎の骨の周囲で大きな炎症を起こしてたくさんの血管から来た組織液や膿が蓄積してしまったことによる腫れなのです。
拡大像
左下一番奥の歯
左下一番奥の歯は親知らずではなく前から7番目第二大臼歯と呼ばれる歯です。
ちなみに親知らずは8番目で第三大臼歯や智歯と呼ばれます。
歯の頭の部分にある真っ白く写ったものは人工物で銀歯のブリッジと呼ばれる装置です。
手前の歯がないために、補う方法として抜けた歯の前後を支えとした3本分の被せ物がつながった物を装着しています。
歯の根っこを診てみると骨が大きく下がり根っこの1本にはほとんど骨の支えがないように見えます。
また歯自体が前側(画像向かって左側)に倒れているのが分かります。
これは歯を支える骨が無くなったために倒れているのではなくブリッジを入れる前に既に倒れていたようです。
今回なぜ、この部位だけ大きな骨の吸収が起きているのかと原因を考察すると、3つ考えられます。
1つ目は単純に歯磨きの不足によるものです。
奥歯はなかなか磨きにくい部位で歯の形も根っこが2つに分かれているなど溝があったりします。
当然溝には汚れは溜まりやすいです。
2つ目は歯の傾斜です。
傾斜すると傾斜した下の部分には歯ブラシが更に届きにくくなります。
3つ目ブリッジです。
ブリッジは歯を補う方法としてとても優れた治療方法です。
しかしながら、歯を補う橋掛けのために橋の下には非常に汚れが溜まりやすく歯磨きにはテクニックがある程度必要です。
この3つの要因が重なったことでこの部位に大きな骨の吸収が起きてしまいました。
今回はそれぞれの要因をいったん除去しその後に再度噛める状態に修復していきます。
当院では応急処置ではなく原因の除去を行って治療を行ってまいります。
ぜひ一度当院でご相談ください。
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妙典歯科Nクリニック
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