セラミックだって割れる！？

歯医者さんでセラミック治療を勧められたことはありませんか？

 

当院でもセラミック治療をオススメしています！

しかし、セラミック治療は絶対的な治療ではありません。

 

セラミック治療を受けたら「今後絶対虫歯になりません。」や「絶対割れることも取れることもありません。」なども言えません。

 

では、なぜセラミック治療をオススメしているのか。

 

他の治療法よりも優れた性能を持っているからです！

 

保険診療で使用されているのは金属製か樹脂製の材料です。

 

金属製はいわゆる銀歯です。

銀歯で優れているのは薄くても割れにくいということです。

金属には展延性という性質があり叩くと割れずに伸びます。

しかし、見た目やイオン化、アレルギーなどの点から保険診療でも使用を避ける流れになってきています。

 

樹脂製では安価で治療できるのがメリットです。

金属よりは見た目が良いですが、変色や収縮などの変化を起こすために長期的には割れたり取れたりと起こりやすのが特徴です。

 

ではセラミックスはというと、

上記の見た目の部分も歯に近似した色見であり、イオン化することもなく、アレルギーもほとんど起こりません。

また、変色がなく収縮もほとんどしない、強度が高いため割れにくいという非常に優れた材料であることは間違いがありません。

 

セラミックは実は総称で組成によって少しずつ性質が異なります。

長石系陶材と呼ばれるものやガラス系セラミック、人工ダイヤとも呼ばれるジルコニアなど様々です。

 

一番割れにくいのはジルコニアですが、歯の2.5倍ほども硬いといわれています。

しかし、厚みが１㎜未満と薄ければ比較的簡単に割ることができます。

マンガ本などと同じで紙1枚では簡単にちぎれてもマンガ本などをちぎるのは相当な力がないとちぎれません。

厚みがあればあるほど割れにくいですよね。

 

またジルコニアでも噛む力が強すぎる人でもわれてしまうことがあります。

噛む力は人それぞれですのでAさんでは割れなかったのにBさんでは割れるなんてことも考えれらます。

 

セラミック治療は非常に優れた治療ですが、絶対ではないので注意しましょう。