小さなインプラント？アンカースクリューとは！？

画像はすこし見え難いですが、奥歯3本のうち奥から2番目と3番目の根っこの間に銀色の小さなインプラントがあります。

 

これがアンカースクリューです。

アンカースクリューは歯を補うためにあるのではなくアンカー（鋲）として使用する歯科材料です。

では何のアンカーなのかというと、歯を動かすために使用するアンカーです。

 

歯を動かす、つまり歯列矯正の時に使用されます。

歯列矯正と言っても全部の歯を動かすときもあれば部分矯正のように一部動かすときもあります。

アンカースクリューはこのどちらでも使用されます。

 

矯正治療はワイヤー矯正ではワイヤーの方に引っ張る力が、マウスピース矯正ではマウスピースが歯を押す力がかかって歯を動かしています。

 

しかしながら、引っ張る力も押す力も中学生の時に習ったように作用させるためには反作用も生じるということです。

引っ張る側と引っ張られる側、押す側と押される側。

 

歯と歯の引っ張り合いや押し合いは動かしたくない歯まで動かしてしまうのです！

 

では、動かない物もしくは動いても歯並びに影響のないものをと考えられているのがアンカースクリューです。

 

矯正の絶対的固定源といわれ最近では多くの場面で使用されています。

当院でも導入を開始したため治療の幅が広がっています。

 

アンカースクリューを利用した治療をご希望の場合はぜひ一度当院でご相談ください。