妙典歯科Nクリニック

臼歯部開咬とは?

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臼歯部開咬とは?

臼歯部開咬とは?

2025/03/04

こんにちは!

千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。

 

臼歯部開咬(きゅうしぶ かいこう)とは

上顎と下顎の臼歯(奥歯)部分が噛み合わず、隙間ができている状態を指します。通常、臼歯部はしっかりと噛み合い、食物を効率よく噛み砕く役割を果たしていますが、臼歯部に開咬が生じると、食事や噛み合わせに影響が出る可能性があります。

 

臼歯部開咬

正面観

この症例では右側の臼歯(奥歯)が噛めていないのが分かります。

臼歯開咬

右側面観

臼歯部開咬の特徴と原因

臼歯部開咬は、前歯部の開咬と似たような原因で起こることがありますが、具体的には以下の要因が関わっていることが多いです:

顎の成長不良:

上顎と下顎の成長が不均衡であると、臼歯部に隙間ができることがあります。特に下顎が後退している場合や、上顎の成長が過剰な場合に見られることがあります。

不正な舌の位置:

舌が不適切な位置にある(例えば、舌が下がりすぎている、あるいは前歯に押し付けられている)と、臼歯部開咬が引き起こされることがあります。これも、前歯部開咬と同じように舌癖が影響を与えます。

口呼吸:

口呼吸が習慣化している場合、口内の筋肉のバランスが崩れ、歯並びや噛み合わせに影響を与えることがあります。これが原因で臼歯部開咬が生じることがあります。

歯の不整列:

歯列自体が不正で、臼歯部が正しく噛み合わないことも原因の一つです。

 

臼歯部開咬の影響

臼歯部開咬があると、以下のような影響が考えられます:

効率的な咀嚼ができない: 臼歯は食物を噛み砕くための重要な歯です。臼歯部に隙間があると、食べ物をうまく噛み砕けず、消化に悪影響を与えることがあります。

顎関節への負担: 噛み合わせが不完全だと、顎関節に負担がかかり、顎の痛みや開口障害、顎関節症(TMJ障害)を引き起こすことがあります。

歯や歯茎の問題: 開咬によって歯に不均等な力がかかり、歯の摩耗や歯周病を引き起こす可能性があります。

 

臼歯部開咬の治療方法

臼歯部開咬の治療方法も、前歯部の開咬と同様にいくつかの方法があります:

矯正治療:

歯列矯正(ワイヤー矯正やインビザラインなど)によって、歯の位置や噛み合わせを改善します。矯正治療が最も一般的な治療法です。

口腔筋機能療法(MFT):

舌や口の筋肉の使い方を改善する訓練を行うことで、舌癖を改善し、正しい噛み合わせに導く方法です。

外科手術:

顎の成長や骨の不均衡が大きな原因となっている場合、外科的手術が必要となることがあります。これは通常、矯正治療と併用されます。

マウスピース治療:

軽度のケースでは、特定のマウスピースを使って開咬を改善することができます。

 

まとめ

臼歯部開咬は、噛み合わせや食事に影響を与えるため、早期に適切な治療を行うことが重要です。歯科医師や矯正歯科専門医に相談し、適切な治療方法を選択することが推奨されます。

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