こんにちは！

妙典歯科Nクリニックです。

前歯の1本が他の歯と比べて赤黒（茶色）くなることがあります。

※今回はあえて前歯に限定していますが、実際は前歯だけとは限りません。前歯が一番色が見えやすいからです。

歯が限定的に赤黒い理由の一番は歯の神経が死んでいるまたは、歯の神経の治療をしていることにあります。

昔、前歯をぶつけた経験がある方は知らず知らずのうちに歯の神経が死んでしまいだんだんと歯の色が変色していくのです。

芸能人を例に挙げると芸人の『ハリセンボン　箕輪はるかさん』は小学生時代に転んで前歯を打って神経が死んでしまったと公言されています。

ちなみに現在はきれいな前歯に戻っていらっしゃいます。

では、そんな前歯の治療法についてご紹介しますと大きく分けて2通りの方法があります。

1つ目は歯の神経の治療を行ってウォーキングブリーチを行う方法です。

ウォーキングブリーチとは簡単に説明すると歯のホワイトニングの1種であり、死んでしまった歯の神経のあった空洞内にホワイトニング材を入れて生活をしてもらい、約1週間毎に歯が理想の白さに戻るまで繰り返していく方法になります。

もう1つの方法は被せ物やラミネートベニヤという板を表面に張り付けることで色を変化させる方法になります。

では、治すのならどちらの方がよいのでしょうか。

一概にどちらがいいということではありません。

それぞれのメリット・デメリットを理解した上で選択されるのが望ましいです。

ウォーキングブリーチ

メリット　　・歯の神経に通じる部分のみ削りますので侵襲が少ない。

　　　　　　・ご自身の歯の形は保持されるため違和感が見た目の違和感が少ない。

デメリット　・ホワイトニング効果には個人差があり思った以上の効果が得られない場合があります。

　　　　　　・歯の神経のあった管に薬剤を入れるため、根っこの先端やお口の中に薬液が漏れ出す可能性があります。

　　　　　　・ホワイトニング効果を待つために時間（日数）がかかります。

被せ物

メリット　　・治療期間が2週間前後である。

　　　　　　・希望の色を選択できる。

　　　　　　・歯の形状も変更できる。

デメリット　・歯の削る量が多い。

　　　　　　・力によって被せが割れる可能性がある。

　　　　　　・被せ物が取れることもある。

どちらが患者様にとって良いのか、社会的背景も含めて検討する必要があります。

当院では患者様一人一人にあった治療法をご提示いたしますので、ぜひ一度当院へお越しください。