こんにちは！

千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。

歯ブラシをして出血したことはありますか。

通常、健康な歯茎（歯肉）であれば歯ブラシ程度の擦過では出血することはありません。

ただ、歯茎に汚れが溜まっていると出血しやすくなります。

汚れによって、お口の中にいる常在菌のエサとなり菌が増殖していきます。

増殖した菌そのものに対して体は対抗するために免疫細胞（体を守るための細胞）が集まりやすいように歯茎にいた免疫細胞は信号を送り、血流にのって免疫細胞が集まってきます。また集まりやすいように血流の量も多くし、血管自体も太さを大きくして血管から組織（歯茎）へと細胞が出やすくしていきます。

これがいわゆる炎症反応です。

炎症が起こる＝血管が拡張して細胞や出血がしやすくなる。

ということなのです。

出血するから歯磨きをしない。

という方がいらっしゃいますが、これは誤った行動です。

出血してもいいので歯磨きをしっかりと行うことで免疫細胞が菌に対して戦ってくれて体を守ってくれますし、何よりも菌の増殖の原因となった汚れを落とすことができるのです。

たまに、歯磨きの力が強すぎて出血している方もおられますので、歯茎から出血がある場合には自分がどちらで出血しているのか、ぜひ当院でご相談ください。