いろんな根っこの形の歯
2023/11/08
こんにちは!
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。
今回は抜歯した歯の根っこの形についてご紹介いたします。
歯は前歯から奥歯に向かっていくにつれて番号が振られています。
よく歯科検診で耳にする「1-斜線、2-斜線、3がシーオー、、、」というような感じです。
番号ごとに歯の形に特徴があります。前歯では薄く板のように、奥歯では太く臼のようになっています。
しかし、人それぞれ細かく形が違い全くおなじではないのです。
右の歯を裏と下から撮影してみると2つに分かれているようで繋がっているためにローマ字のCの字状になっています。
この歯のデメリットは歯周病になった時に治癒が難しいことや根っこの神経をとる治療を行うときに難しいということがあります。
今回抜歯されている理由も歯周病と根っこの治療のダブルパンチで歯茎だけでなく顎全体の痛みとなっていたことによるものでした。
どちらの歯も抜歯した歯の一部ですが、抜歯にとても苦労した歯です。
歯根が湾曲していると抜歯は難しくなります。歯医者さんでレントゲンを撮った際にはぜひ自分の歯の根っこが湾曲していないかチェックしてみましょう!
ではなぜ根っこが湾曲すると抜歯が難しくなるのでしょう?
歯の根っこは歯茎に埋まっています。しかし、歯茎といっても見かけ状であって本来は歯を支える歯槽骨と呼ばれる骨の中に歯が植わっているのです。
樹木の根っこやテントを支える釘をイメージしてみてください。
どちらも土の中に支えとして埋まっていますよね。テントの釘は真っ直ぐですが、しっかり深くまで入れると中々抜きにくいと思います。さらに曲がった釘であれば引き抜くときには必ず土も盛り上がってきてから抜けるのが想像できるでしょうか。土だから盛り上がって出てこれますが骨ではどうでしょう。歯の根っこを抜く際に骨が盛り上がってくることはなく多少軋む程度です。
ゆえに、曲がった根っこは抜歯が非常に難しくなります。
湾曲した根っこを抜歯する際には必ずレントゲン写真で形を確認し、湾曲している方向に抜けるように歯医者さんは計算して歯を分割したり、力をかけたりして抜歯しているのです。
妙典歯科NクリニックではCTなどを駆使し、三次元(立体)的に歯を評価して歯周病治療や根幹治療、抜歯などを安全に行っております。
歯のことなら是非一度当院でご相談ください!
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妙典歯科Nクリニック
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