これは口内炎？

口の中の粘膜が痛くなった時に一番考えやすいのが口内炎です。

人生で一度も口内炎になったことがない人はいないのではないでしょうか？

非常にありふれた病気にとして有名です。

 

しかしながら、口の中で痛みを伴っているから口内炎だろうと決める付けていると大変なことになることもあります。

 

それは口腔がんです。

 

口内炎と口腔がんは口の中にでき、痛みを伴うことは同じです。

では、歯医者さんはどうやって口腔がんと口内炎とを見分けているのでしょうか。

 

確定的な診断をするのであれば組織生検といって組織を一部切除し切除片を染め出しなどを行って顕微鏡で観察することによって診断をします。

 

ただ組織生検を行わなくてもある程度見分けることのできるポイントがいくつかあります。

 

それは、

傷の表面性状、増加や縮小の傾向、触った感触、見た目、出血のしやすさなどです。

 

表面は凹凸が強く、大きさは小さくなることがなく大きくなる一方で、自然に一度消えて再発するということなどはありません。また触ると強い接触痛があり、簡単に出血しやすい状態です。

 

 

お口の中で痛みが長引いていたり、上記のような症状がある場合には早めに歯科医院へ受診するようにしましょう。