口が乾く!シェーグレン症候群かも??
2025/10/25
こんにちは!
千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。
シェーグレン症候群(Sjögren’s syndrome)は、自己免疫疾患の一つで、主に涙腺と唾液腺に炎症が起こり、涙と唾液の分泌が低下する病気です。
その結果、「目が乾く」「口が乾く」といった典型的な症状が出ます。
🔹概要
自己免疫疾患:免疫系が自分の外分泌腺(特に唾液腺・涙腺)を攻撃してしまう。
慢性進行性疾患であり、ゆっくり進行するのが特徴。
女性に多く(男女比約9:1)、発症年齢は40〜60歳代に多いです。
🔹主な症状
① 外分泌腺の障害による症状
💧 口の乾き(口腔乾燥症)
唾液分泌量の低下 → 口の中が乾く、会話しにくい
食事でむせやすい(特に乾いた食べ物)
舌炎、口内炎、虫歯(特に根面う蝕)の増加
サクソンテストやガムテストで唾液分泌量が低下
👁 目の乾き(乾性角結膜炎)
目の異物感、灼熱感、かすみ目、痛み、涙が出ない
シルマーテスト(涙量測定)で涙分泌低下
ローズベンガル染色で角膜・結膜の障害が確認される
② 全身症状(全身型シェーグレン症候群)
涙腺・唾液腺以外にも炎症が広がる場合があります。
関節痛、関節炎
肺・腎・肝・膵の炎症
皮膚乾燥、発疹
末梢神経障害(しびれ・感覚低下)
リンパ節腫脹、まれに悪性リンパ腫への移行
🔹分類
分類内容
原発性シェーグレン症候群単独で発症するタイプ
続発性シェーグレン症候群他の膠原病(例:関節リウマチ、全身性エリテマトーデス)に合併して発症
🔹診断
主な検査と検査内容
シルマーテスト涙分泌量の測定(5分間で5mm未満なら異常)
サクソンテスト/ガムテスト唾液分泌量の測定
血液検査抗SSA(Ro)抗体、抗SSB(La)抗体陽性
唾液腺造影・シンチグラフィ唾液腺機能の低下を確認
小唾液腺生検(下唇粘膜)炎症性リンパ球浸潤を確認(確定診断に重要)
🔹治療
対症療法(乾燥症状への対応)
人工唾液スプレー・ジェル
人工涙液・点眼薬(ヒアルロン酸など)
ピロカルピン(サラジェン®)などの分泌促進薬
口腔ケア(フッ素、保湿ジェル、うがい)
室内加湿・十分な水分摂取
全身症状への治療
ステロイド(プレドニゾロン)や免疫抑制剤(メトトレキサートなど)を使用することもあります。
合併症に応じて専門医(リウマチ内科・眼科・歯科口腔外科)で連携治療。
🔹予後と注意点
命に関わることは少ないが、慢性疾患として長期的なケアが必要。
口腔ケアを怠ると虫歯や舌炎が悪化するため、歯科での定期管理が重要です。
**悪性リンパ腫(MALTリンパ腫)**への移行リスクが一般より高いため、長期フォローが必要です。
----------------------------------------------------------------------
妙典歯科Nクリニック
住所:
千葉県市川市富浜1-7-18 ドエル1-111
電話番号 :
047-316-0305
FAX番号 :
047-316-0322
----------------------------------------------------------------------

