ただの口内炎じゃない！？

こんにちは！

千葉県市川市の妙典駅前にある妙典歯科Nクリニックです。

 

口内炎は地味に痛いですよね。。

みなさんのよくいう口内炎は大抵は大きさが2.3㎜程度で表面がややへこみ接触すると痛いものになりますよね！

掲載している写真は口内炎ができてなかなか治らず大きくなってきたといって来院された患者様。

歯医者からすると明らかに通常の口内炎とは違い、範囲が大きくアフタと呼ばれるような陥没した形態ではないことに気が付きます。色は赤色の陥凹部と白く膜を張ったような部位とあり、膜はこすると剥がれそうな状態でした。

 

妙典歯科Nクリニックの院長は、いわゆる普通の虫歯治療などを行う一般歯科という分野の出身ではなく、抜歯や骨折、口腔がん、粘膜疾患などを専門的に扱う歯科口腔外科という分野にもともと在籍しておりました。

 

歯科口腔外科の分野では一般の歯科医院からこういった患者様が紹介され検査や必要であれば切除などを行っていきます。

 

今回の症例ではアフタ性口内炎と呼ばれるものではなく、自己免疫疾患に現れるような特徴をもった口腔粘膜でしたので、高度医療機関である総合病院や歯科大学病院への検査紹介が適当であると判断されました。

 

全身的な自己免疫疾患は歯科治療のみでは改善しないため放置してしまうと身体全体が状態として悪くなってしまいます。

自己免疫疾患であれば全身的な治療薬を服用し免疫機能を抑えるなど医科からの処方を必要とする場合がありますので、いつもの口内炎とは少し違うなと思った段階で歯医者さんへ受診することが重要になってきます。