粘液嚢胞って?
2025/01/25
粘液嚢胞って?
粘液嚢胞(ねんえきのうほう)は、主に口腔内にできる無害な嚢胞(液体が溜まった袋状の構造)です。特に唇の内側や頬の内側に発生することが多いですが、舌の裏側や口の中の他の部位にもできることがあります。以下は、粘液嚢胞に関する主な情報です。
原因
粘液嚢胞は、唾液腺やその管が損傷したり詰まったりすることで発生します。
原因としては次のようなものがあります:
唇や頬を噛む癖
外傷や炎症
唾液腺の異常や閉塞
唾液が適切に排出されず、組織の中に溜まることで嚢胞が形成されます。
症状
外見: 小さな半透明の腫れ物。青白い色をしていることが多いですが、時に赤みを帯びることもあります。
触感: 柔らかく、弾力がある。
痛み: 通常は痛みを伴いませんが、大きくなると違和感を感じる場合があります。
大きさ: 数ミリから数センチ程度。
診断
歯科医や口腔外科医による診察が必要です。場合によっては細胞診や画像検査(超音波やMRI)を行うことがあります。
治療
粘液嚢胞は無害であるため、特に小さなものの場合、治療せずに経過観察することもあります。しかし、嚢胞が大きい場合や繰り返し発生する場合、以下の治療法が選択されます:
1. 外科的除去: 嚢胞とその原因となる唾液腺を取り除く手術。
2. レーザー治療: 痛みが少なく、治癒が早い方法。
3. 穿刺(せんし): 嚢胞内の液体を抜く。ただし、再発する可能性が高い。
予防
唇や頬を噛む癖をなくす。
口内を清潔に保つ。
外傷を避けるようにする。
粘液嚢胞が自然に治らない場合や、大きくなって生活に支障が出る場合は、早めに歯科医や口腔外科医に相談することをお勧めします。
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